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子どもに起こる脳炎の特徴

子どもに起こる脳炎は、死に至ることもある怖い病気です。脳の中でウイルスが炎症を起こしたり、脳自体が腫れることもあります。予防接種などで感染を予防し、重症化させないことが重要です。今回は、子どもに起こりやすい脳炎の種類や予防方法などを解説します。

脳炎とは

脳炎は、ウイルスや細菌に感染し病気になり重症化することで起こります。脳の中の圧力が高まることで、様々な症状が現れます。脳炎の種類にはインフルエンザ脳炎や麻疹・風疹からの脳炎、日本脳炎もあります。他に、夏風邪のエンテロウイルスによる脳炎、ヘルペスの単純ヘルペス脳炎、突発性発疹のヘルペスウイルス6,7型による脳炎や水疱瘡の水痘帯状疱疹ウイルスによる脳炎、マイコプラズマなどが原因の細菌性脳炎(乳児に多い)があります。

子どもの脳炎でみられる症状は?

風邪のような症状で始まり、急速に進行する脳炎は、危険な状態に陥りやすいため早期発見・早期治療が必要になります。脳に炎症が起こると脳がむくみ、圧迫されることで嘔吐や痙攣などの症状が現れます。首の後ろが痛く曲げられない硬直も脳炎の症状としてよくみられます。痙攣を何度も繰り返したり、意識障害が起こることもあります。
炎症が脊髄にも起こった場合、脳脊髄炎と呼ばれる重篤な状態になります。初期症状が風邪と判断されることも多く、分かりにくいときもあります。
ヘルペス脳炎は急性に発症し、遅発性ウイルス感染症(潜伏期間が極めて長いウイルス)の場合の脳炎は、数年かけて発症します。不可解な行動をするなどいつもと様子が違う場合は、すぐに医師に相談してください。

子どもの脳炎の治療方法は

脳炎が疑われたら、脳脊髄の検査、CTスキャン、MRIで脳波などを調べます。髄液に炎症細胞が増加していた場合は、脳炎と診断されます。脳炎と診断されたら、入院して点滴治療を行います。脳炎の原因を特定し、原因に対する治療を行いながら、脳の圧力を下げる治療を行います。

まとめ

脳炎は意識障害を起こす可能性の高い病気です。脳炎を予防するには、脳炎の原因となる病気を予防することが大切です。予防接種で防げるものも多いので、接種することをおすすめします。いつもの風邪と何か違うと感じたら、医師へ相談しましょう。特に首の動きが固い場合や、前に曲がりにくい、もしくは曲がらない場合はすぐに受診してください。


2017/04/28

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