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白血病の次に多い小児脳腫瘍

脳腫瘍とは、脳組織の中に発生するできもののことで異常細胞が増える病気です。今回は、小児脳腫瘍の症状や治療法について解説します。

子どもに多い脳腫瘍は?

子どもに多い脳腫瘍には、頻度の高い順から毛様細胞性星細胞腫(小脳と視神経に発生しやすい良性腫瘍)、胚細胞腫瘍(10歳から20歳にかけての発症率が高く、胎児のときに胚細胞と呼ばれる精巣や卵巣などのもとになる細胞から発生する腫瘍)、髄芽腫(5歳から9歳によく発症します。小脳の中央部付近に発生し、頭痛、吐き気、歩行障害を生じます)、頭蓋咽頭腫(下垂体と視神経の近くに発生する良性の腫瘍で、転移することはありません)、上衣腫(大脳の深部にある脳脊髄液を貯留する部屋の壁を形成している細胞が大きくなり、水頭症を引き起こすことがある)などがあります。子どもの脳腫瘍は、悪性のものが多く治癒が困難で、治療期間が長くかかるものが多いです。発症年齢は様々ですが、胎内にいる間に腫瘍が見つかり、生後数カ月で診断されることもあります。

小児脳腫瘍に多く現れる症状とは

脳腫瘍は、腫瘍の存在場所や増殖する速さなど、腫瘍の周りの組織に腫れがあるかなどで症状が変わってきます。
脳腫瘍の症状は、朝起きた時に頭痛や嘔吐などの症状が酷く現れます。不安定な歩行などの平衡感覚障害や、目の動きがなにかおかしい、視力の低下などの眼球運動障害なども現れます。また、顔面が歪んできたり、これまでに覚えたことができなくなることもあります。腕や足の筋力低下や頭や首が片側に傾いてきたり、けいれんを起こしたり、夜中に目が覚めるほどの強い背中と首の痛みを訴えることがあります。
乳幼児では、頭蓋骨と前方とてっぺんの間の凹んだ柔らかい部分である大泉門が、盛り上がったり膨らむことがあります。また、異常な喉の渇きや食事に関する変化、発育不全になることもあります。

小児脳腫瘍の治療法

ほとんどの場合が手術になります。主治医は「インフォームド・コンセント(説明と同意)」や親権者承諾を行い、手術にむけたチームメンバーと合同で行う話し合いの場を設け、親も交えて話をします。
腫瘍の位置が検査で分かれば、手術を行います。正確な診断が確定した後でも、腫瘍が他の器官などに転移していないか判定するためにも他の検査も行います。その検査の結果も含めて、きちんと回復しているか予後観察します。


2017/04/30

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