妊娠検査薬

2015/04/05

知っているようで知らない? 妊娠検査薬の正しい使い方

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

知っているようで知らない? 妊娠検査薬の正しい使い方

予定日を過ぎても生理がなく「もしかして妊娠した?」というとき、ほとんどの人が使っているのが薬局で購入できる「妊娠検査薬」です。病院に行く前に自分で妊娠を判定できる便利な物ですが、検査するタイミングによって結果がわかりにくいことも。一刻も早く妊娠しているかどうかを知りたくて、定められた期日より早く検査して、結果に一喜一憂した人もたくさんいることでしょう。

そこで今回は、妊娠検査薬の仕組みや正しい使い方、判定方法などについて、医療・ヘルスケアQ&Aサイト「なるカラ」に掲載された看護師さんの回答をまとめてみました。

■妊娠検査薬はどうやって陽性と陰性を判定するの?

妊娠すると、尿中のhCGホルモンが徐々に増えていきます。妊娠検査薬は、このhCGホルモンが基準値を超えると「陽性」、それ以下だと「陰性」と判定します。一般的に通常の妊娠検査薬では、妊娠5週目ごろに「陽性」と判定されるよう基準値を設定しています。これは生理予定日から1週間後で、排卵日から数えると3週間後ぐらいになります。

早く結果が知りたい、という方には、生理予定日の当日から検査できる「妊娠診断補助試薬」もあります。妊娠診断補助試薬は、通常の検査薬に比べて半分の量のhCGホルモンで反応するため早期での判定が可能です。ただし妊娠診断補助試薬は医療用体外診断用医薬品であるため、薬剤師のいる薬局でしか購入できません。

■検査するタイミングはいつ?

通常の妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後に確実な結果が出るようになっています。生理予定日ごろにフライングで検査したら陽性が出た場合は、排卵日が想定していたよりも早かったことが考えられます。

逆に排卵が遅れると検査薬が反応する時期も遅くなり、生理予定日の1週間後に検査しても陽性が出ないことがあります。その場合は改めて3日後ぐらいに再検査をしてみましょう。また、生理が2週間以上遅れているのに検査結果が陰性の場合は、排卵日の誤差を考えても妊娠以外の理由が考えられます。一度、受診した方が良いでしょう。

■妊娠検査薬の正しい使い方とは?

説明書に書かれている内容に従って妊娠検査薬に尿をかけ、キャップをして水平に置きます。判定時間を過ぎると「終了窓」に線が浮き出てきますが、このとき「判定窓」にも線が出ていれば「陽性」ということになります。終了窓に線が出ていないときは、かける尿の量が少なすぎる、多すぎるなどの理由で正しく判定できなかったことが考えられます。

また、最初は線が出なかったのに、時間を大幅に過ぎてからうっすら出てくる場合があります。これは「蒸発線」と言われ、陽性とは判定されません。定められた判定時間内に線が出るかどうかをきちんと見るようにしましょう。

■陽性反応が出た! さてどうする?

妊娠検査薬を正しく用いて陽性反応が出たら、妊娠している可能性が高いことになります。なるべく早く病院に行って、医師の診断を受けましょう。

ただし通常の検査薬で生理予定日ごろに検査をして、うっすらと陽性反応が出たのにその後、生理が来てしまう場合があります。これは受精した段階で「陽性」反応が出たものの、その後、着床が続かなかったケースで「化学流産」と呼ばれます。検査薬を使わなければ通常の生理と大して変わりがなく、気づかないケースがほとんどです。生理予定日の1週間以上経過してから検査して、きちんと陽性反応が出るかどうか確認してから病院へ行きましょう。


妊娠しているかどうか気になる女性にとって、予定日の前後は生理が来るか来ないか、ハラハラしますよね。結果を気にするあまり、早く妊娠検査薬を使いたい気持ちになりますが、正しい使い方をしなければ思い通りの結果が出なかったとき、余計に悩むことにもなりかねません。慌てず、落ち着いて、説明書に従って検査するようにしましょう。


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