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2017/05/01

子どもの頭部外傷の際の確認・注意事項

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子どもの頭部外傷の際の確認・注意事項

子どもが頭部に外傷を負って意識障害やけいれんなどの症状が現れている場合は、すぐに救急車を呼びましょう。転倒の危険がある場所では子どもと手を繋ぎ、自宅では転倒や落下などをしない環境作りが大切です。今回は、子どもの頭部外傷による症状と注意点について解説します。

意識状態を確認する

子どもが頭部を打撲した場合、ある程度泣き止んでから声をかけ、しっかりと眼を開けた状態で応答できているか確認しましょう。普段通りの反応ができない、顔色が悪い、呼吸が荒いなどの症状が現れた場合はすぐに救急車を呼びましょう。また、大泣きした後は疲れて眠ってしまうことが多い傾向にあります。眠っていても顔色や呼吸などが正常であれば、心配はいりません。

頭部外傷の状態を確認する

非常に大きなたんこぶができた場合は、頭蓋骨を骨折している可能性があるため病院で精密検査を受ける必要があります。頭部に傷があり土などの異物が入っている場合は、細菌に感染する可能性があります。化膿を防ぐために抗生物質の内服が必要になります。
また、頭部を打撲した際に、嘔吐することがあります。子どもは比較的よく吐くため、嘔吐が必ずしも重大な事態を示すとは限りません。打撲後は気分が優れないため、食事をすると再び嘔吐する可能性があります。体調が回復するまでは、消化の良いものを少量だけ与えましょう。

注意すべき症状

頭部外傷後、24時間は意識状態の変化に注意しましょう。意識がもうろうとしたり、呼びかけても目を覚まさない、様子がおかしいなどの変化がみられる場合は注意が必要です。また、打撲後に全身けいれんを起こした時もすぐに検査を受ける必要があります。

頭部外傷を防ぐための対策

子どもは外傷を負いやすいものです。ベビーカーのベルトを着けずにシートの上に立ってしまうと、高い位置から落下して重症を負う恐れがあります。また、転倒した場所に硬い家具などがあると、頭部に深い傷を負う可能性があります。椅子やソファなどはできるだけ設置せず、転倒の可能性がある場所の回りにはクッションなどやわらかいものを置きましょう。


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