チョコレート嚢胞

チョコレート嚢胞。悪性でなければ経過観察で大丈夫?

卵巣に腫瘍ができるチョコレート嚢胞は、重い生理痛や不妊の原因になることもあるようです。チョコレート嚢胞と診断されたが、悪性ではなく経過観察となったがこのままで大丈夫なのかという相談に対し、専門家達はどのように回答しているでしょうか。

チョコレート嚢胞についての相談:「チョコレート嚢胞で様子見ですが、癌化しないか心配です」

約2cmのチョコレート嚢胞があります。ネットで調べると癌化する可能性もあると書いてあり、今後が心配です。血液検査の結果は、悪性ではなく大きくもないので経過観察となっています。生理痛や経血量が多いなどの不都合もないですが、このまま放置して大丈夫なのでしょうか。年に1回卵巣のエコーを見れば良いと言われましたが、予防は出来ないのでしょうか。(20代・女性)

予防法はなく、癌化する確率は大きさや年齢による

チョコレート嚢胞の予防法はないようで、生活習慣などを改善しても効果があるかどうかは分からないのが現状です。また、嚢胞の大きさや年齢によって癌化する確率は変わるようです。

残念ながら予防法はなく、できてしまった嚢胞は自然になくなることはありません。現在は嚢胞が小さく症状もないので様子見となったようですが、進行する可能性もあるため定期的に検査しましょう。生理の症状が酷くなるようなら、早めに受診してください。(婦人科看護師)
日常生活を規則正しく改善しても、チョコレート嚢胞の予防や進行を遅らせることができるかどうかは分かりません。(看護師)
チョコレート嚢胞が癌化する確率は、嚢胞の生育速度にもよりますが約1%と言われていいます。40代では約4%になり、嚢胞が10cm以上の場合は更に確率が高くなります。生理痛が酷かったり、痛みを伴ったり大きくなるようなら治療の対象になります。(婦人科看護師)
チョコレート嚢胞は、卵巣に発生した子宮内膜症です。今後癌に発展する可能性があるだけでなく、不妊症の原因にもなります。(看護師)

薬物療法と手術療法による治療が可能

治療は主に薬物療法と手術療法がありますが、嚢胞の状態や妊娠希望の有無などを検討する必要があるようです。

治療は、ホルモン剤による薬物療法と手術療法があり、嚢胞が3~4cm以上あれば手術の適応になります。どのような治療を行うかは嚢胞の状態を見ながら、今後妊娠を希望するかどうかや年齢などを考慮して決定していきます。(婦人科看護師)
手術をすれば、チョコレート嚢胞を改善することは可能です。しかし、今後出産の予定があるなら年に1回の検査だけではなく何かしらの治療を受けた方がいいかもしれません。(看護師)

現状は経過観察となっているようですが、今後嚢胞が大きくなったり癌化する可能性もゼロではありません。検査は定期的に受けましょう。まだ年齢的にも若いので、妊娠の予定などあれば今後の治療について医師に相談してみましょう。


2017/04/24

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