花粉症

子どもの花粉症。内服薬の種類や効果、副作用の有無は?

最近は、小さな子どもの花粉症患者も増えてきているようです。子どもの場合、薬の種類によっては飲みにくいこともあります。花粉症にはどのような薬があるのか、また薬が与える影響について専門家達に尋ねてみました。

3歳児のママからの相談:「花粉症のようですが、症状を抑える薬にはどのようなものがある?」

3歳の子どもが、目の痒み・鼻水・くしゃみなどの花粉症に似た症状を訴えるようになりました。とても辛そうで夜寝付けない時もあるため、内科で薬を処方してもらいたいのですが、まだ錠剤が飲めません。出来れば花粉のシーズン前から飲み始めて症状を抑えられる薬を飲ませたいのですが、錠剤以外の薬はあるのでしょうか?また、そのような薬は小さな頃から飲んでいてもその後の成長や健康に影響は出ないのでしょうか。(20代・女性)

粉薬やドライシロップなどの処方も

幼児にとっては錠剤を飲みづらいため、内科ではなく小児科を受診すると飲みやすい薬を処方してもらえるようです。抗アレルギー薬は、医師の指示のもと使用すれば長期服用しても安全な薬と言われています。

幼児期の間は、基本的に錠剤を飲むのは難しいでしょう。そのようなお子さんに対しては粉薬の処方が可能ですし、中にはドライシロップといって水なしで口の中で溶けるタイプの粉薬もあります。アレルギーのお薬はたくさんの種類がありますが、効果があるかどうかはお子さんの体質にもよります。具体的にどの薬を使用するかについては、かかりつけ医と相談して下さい。(小児科専門医)
主に花粉症に使用されるのは抗ヒスタミン薬で、子どもの場合はシロップがあります。シロップは内科には置いていないかもしれないため、小児科で処方してもらうと良いでしょう。飲み薬以外であれば、点眼薬や点鼻薬もあります。外用薬は、長期間使用しても内服薬よりは全身症状としての問題は少ないと思います。内服薬は長期に使用しない方がいい物もあるため、薬の使用に関してはよく医師と相談して下さい。(呼吸器科看護師)
花粉症に限らず喘息を始めとしたアレルギー疾患は、子どもによく見られる病気です。多くの子どもにアレルギーを抑える薬が使用されており、比較的安全で長期的に使用出来ることも判っています。中には体質上飲めないお子さんもいますので、正確に判断するためにもかかりつけの先生に相談しましょう。(小児科専門医)

日常生活で花粉を寄せ付けない工夫を

薬で症状を抑えることも有効ですが、服についた花粉を玄関先で払うなど出来るだけ花粉を寄せ付けない工夫をすることが大切だとアドバイスいただきました。

花粉症などのアレルギーは、薬で予防することも大切ですが長期に渡る予防対策が必要です。花粉症だと家の中に花粉を持ち込まないよう、帰宅時は玄関先で服をはたいて花粉を落としてから家に入って下さい。花粉は埃と同じで下に溜まって舞いやすいため、雑巾がけをしてから掃除機をかけるようにしましょう。換気は空気清浄機で行い、花粉の季節は洗濯物や布団は外に干さないようにして下さい。(呼吸器科看護師)

小さい子どもの場合は、小児科を受診した方が薬も飲みやすいものを処方してくれるでしょう。花粉は、衣類や洗濯物に付いて家の中に持ち込まれるため掃除の仕方や換気の方法を工夫して下さい。


2017/04/27

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