床上げ

2017/05/06

産後も私が家事をやるしかない!身体にどんなダメージが?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

産後も私が家事をやるしかない!身体にどんなダメージが?

家事を自分でやるしかない状況で、産後すぐから動かざるを得ないという悩みが寄せられました。特に2人目の出産の場合は、上の子の世話もしなければなりません。気になる身体への影響について、専門家の意見を聞いてみましょう。

ママからの相談:「2人目の出産を控えています」

1人目の出産の時に里帰りができない状況で、産後休む暇なく日常生活に戻りました。もちろん床上げについては知っていましたが、私がやらなければ家の中はどうにもなりません。現在2人目の出産を控えており、今回は上の子の世話もあるのでもっと動くことになると思います。当時は動いても何も変わった事はなく元気に過ごしていましたが、安静にしないことによって身体にどのようなダメージがあるのでしょうか。 (30代・女性)

骨盤の戻りが遅れて悪露が続いたり、体型に影響することも

出産で広がった骨盤が元の位置に戻るためには、安静にすることが必要です。子宮復古が遅れると、腹痛や腰痛・股関節痛・膣脱・直腸脱や頻尿といった症状に悩まされたり、体型に影響することもあります。

妊娠から出産までの間には、約10カ月という期間を経て女性の体は変化していきます。その10カ月かけて変化した体が、出産と同時に元に戻るわけではありません。少しずつ時間をかけて戻りますが、だいたい1カ月が目安になります。(内科看護師)
安静にしなかったことで、骨盤の位置があるべきところにない子宮復古不全という状態になります。安静にすることで骨盤が元の位置に戻ろうとしますが、ゆがみが残ったままですと体型が大きく見えることがあります。(内科看護師)
産後すぐに動くことによって考えられる悪影響としては、子宮復古が遅れて腹痛や悪露が続くことがあります。骨盤はまだ緩んだままなので、腰痛・股関節痛やその周囲の痛みにつながる可能性もあります。(看護師)
骨盤が固まり始めるのは産後1カ月くらいからなのであまり焦る必要はありませんが、ズレたまま固まってしまうと膣脱・直腸脱・頻尿になりやすいといわれています。これらはあくまで起こり得る可能性であり、必ずそうなるわけではありません。(看護師)

貧血や免疫低下の観点からも、休養が必要

出産で体力を消耗し、貧血や免疫低下で身体を守る力が弱まっています。ケガや感染症を防ぐためにも、安静にすることが必要です。

出産後は貧血になっていることもあるので、めまい・ふらつきが出るかもしれません。免疫力がまだ向上していないため、疲労が重なると今までは平気だった菌が侵入することで症状が出ることも考えらえます。(看護師)
出産は、とても大きな体力が必要です。体力の消耗も大きく、免疫が低下しているので安静にして体力を回復させましょう。(内科看護師)

出産後に必要な安静を取らずにすぐに忙しい日常に戻ってしまうと、身体はダメージを受けます。骨盤と子宮の復古が遅れることによる腹痛や腰痛・股関節痛・膣脱・直腸脱や頻尿・体型への影響のほか、貧血や免疫低下からくるケガや感染症のリスクも考えられます。免疫力も低下していますので、周囲のサポートを得てなるべく安静にしてください。


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