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マイコプラズマ肺炎は完治するまでどの程度かかる?

マイコプラズマ肺炎は長引く熱としつこい咳が特徴で、大人・子ども問わず感染する可能性があります。子どもがマイコプラズマ肺炎と診断され、一旦症状が落ち着いたもののまた激しい咳が出始めたという相談者。専門家達はどのようにアドバイスしているのでしょうか。

4歳児のママからの相談:「マイコプラズマが継続中?それとも別の疾患なのでしょうか」

4歳の子どもがいます。高熱と咳で受診すると、マイコプラズマ肺炎と診断され抗生剤が処方されました。熱も咳も3日程続き食欲も無いので再受診しましたが、マイコプラズマは治るのに時間がかかるということで様子を見ていました。その後熱も咳も落ち着いてきましたが、また1週間後に咳が酷い日が続いて夜中も眠れないほど辛そうでした。これは他の病気にかかったのでしょうか?それとも、まだマイコプラズマが治っていないのでしょうか?(30代・女性)

潜伏期間が長く、1カ月程引きずることも

マイコプラズマ肺炎は、熱が上がったり下がったりを繰り返すのが特徴です。完治するまでに時間がかかり、長い場合は1カ月程症状が続くこともあるようです。

マイコプラズマ肺炎は、38℃以上の発熱がありますが常に高い訳ではありません。ある程度決まった時間(特に夜間)になると熱が上昇して、しばらく時間が経過すると熱が下がる特徴があります。症状がはっきりと出るまでに時間がかかりますし、軽快または完治するまでに時間を要することも珍しくありません。症状が軽くなっても3週間程度続く場合もあり、特に熱が治まっても咳が続くことがよくあります。(看護師)
肺炎全体のうち10~20%がマイコプラズマ肺炎とされ、幼児から学童期の子どもに多いと言われています。潜伏期間は2~3週間と長く、3~4日続く高熱と激しい乾燥した咳が現れます。熱が下がった後も、1カ月程咳が続く場合があります。感染すると、約1カ月は菌を保有していることになります。潜伏期間も長いため、知らない間に他人に移してしまい流行しやすい病気です。(産科看護師)
お子さんの場合は、恐らくマイコプラズマ肺炎が継続している状態だと思います。もちろん他の病気を併発したことも考えられます。マイコプラズマ肺炎は経過の長い病気であり、一日二日だけでは悪くなったように見えることもあります。しかし週単位で見た際には、全体的に改善傾向にあるのが通常です。もし長い経過で見た際にも発熱や咳が悪化している場合は、他の病気の可能性もあります。(看護師)

処方された抗生剤は全て飲み切る

症状が治まったと思っても、処方された抗生剤は全て飲み切るようにして下さい。就寝中に激しく咳き込んだら、上半身を起こすと少し楽になるようです。

治療は抗生剤が有効ですが、処方された薬は必ず最後まで飲み切って下さい。流行の季節はもちろんですが、日頃からうがい・手洗いを行って風邪予防を心がけましょう。部屋はこまめに掃除して埃を溜めないようにし、湿度は60%前後を保って下さい。夜中に咳き込んだら水分を摂らせ、上半身を高くすると少し楽になるようです。(産科看護師)

マイコプラズマ肺炎は完治まで時間がかかり、しつこい咳が残るという特徴があります。医師の指示通りに薬を飲み切り、その後も気になる症状が続くようなら再度病院を受診した方がいいでしょう。


2017/04/29

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