不妊治療

1人目が体外受精だと、やはり2人目も体外受精になりますか?

近年不妊に悩むカップルは増加傾向にあり、不妊治療に取り組む方も多いようです。1人目を体外受精で授かった相談者の方は、2人目も体外受精が必要なのかと悩んでいます。専門家はどのように回答しているのでしょうか。

2人目不妊についての相談:「2人目の不妊治療は、1人目同様に体外受精となるのでしょうか」

1人目の子どもを体外受精で授かりましたが、第1子も大きくなり現在2人目を考えています。妊活を始めて1年近くになりますが、1人目が体外受精の場合は2人目も自然には授からないのでしょうか?もし治療をするなら、タイミングや人工授精を飛ばしていきなり体外受精からのスタートになるのでしょうか?身体的負担が大きいので、ためらっています。(30代・女性)

2人目も必ず体外受精が必要とは限らない

授乳後2年経っても妊娠しない場合、不妊治療の対象となるようです。また、1人目が体外受精で授かったとしても、2人目も必ず体外受精が必要とは限りません。

いきなり体外受精が必要かどうかは、現在のご夫婦の状態と希望によります。1人目が体外受精だったからといって次も体外受精が必要という訳では無く、不妊の原因にもよります。不妊カップルのうち女性に原因があることもあれば男性に原因があることもあり、また両方に原因がある場合もあります。1人目の時に自然妊娠もトライしてみるよう医師から話があったのなら、試す価値はあるでしょう。(医師)
必ずしも、2人目も体外受精とは限りません。産後にホルモンバランスが整い、妊娠しやすい身体になる方もいます。日本で1990~1998年に体外受精した女性を対象にその2年後を調査した結果、約22%が自然妊娠し、年齢が若いほど(34歳以下)妊娠率が高かったという結果が出ています。(産科看護師)
避妊していないにも関わらず授乳期間を終了して2年過ぎても妊娠しない場合は、2人目不妊として治療の対象となります。いきなり体外受精を試みるかは、身体の状態や経済的なことも踏まえて検討します。(産科看護師)

バランスの取れた食事と規則正しい生活習慣

妊娠しやすい身体作りのためには、バランスの取れた食事と規則正しい生活が基本です。また、ストレスを溜めないように心がけることも大切です。

自然妊娠が可能な方でも、妊娠しやすい方・妊娠しづらい方がいます。その違いは明確には分かっていませんが、ご自身の持っている「妊娠する力」を最大限引き出すためには、ストレスの少ない穏やかで健康的な暮らしをすることです。食生活も含め、バランスの良い生活を心がけて下さい。(医師)
30歳を過ぎると自然妊娠率は低下しますが、初めから諦める必要は無いと思います。まずは基礎体温を測って排卵の有無をチェックし、タイミング法を試みて下さい。出来るだけ規則的な生活を送り、大豆イソフラボンや葉酸を多めにバランスの摂れた食事を心がけましょう。また身体を冷やさないようにし、適度な運動で血行を良くして下さい。(産科看護師)

1人目と同じように体外受精が必要かどうかは、現在の状況によっても変わってくるでしょう。まずはタイミング法から始めてみるのも良いですが、年齢的にも今後妊娠率は下がってくるので一度医師に相談してみて下さい。


2017/04/30

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