2017/05/03

ゼーゼーする咳。気管の病気なのでしょうか?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

ゼーゼーする咳。気管の病気なのでしょうか?

咳にも様々な種類があり、コンコン・ゴホゴホだけでなく咳き込んでゼーゼーする咳もあります。乳児が風邪を引いていないのにこのような咳をする場合、気管の病気を疑うべきでしょうか。専門家に聞きました。

2歳児ママからの相談:「風邪を引いていない時にも咳が出てゼーゼーする息子。気管の病気なの?」

2歳の息子は、風邪の症状のようによくゴホゴホと咳をしたり悪化したようにゼーゼー音がすることがあります。小児科に連れて行くと「風邪かな?」ということでお薬をいただきますが、「気管支炎や肺炎の可能性もあるので、様子をよく見るように」といつも言われます。今のところ気管支炎や肺炎にはなっていませんが、「気管が弱いかもしれないから、周りの人もしっかり手洗いうがいをするように」とも言われています。息子は自分の症状をまだ具体的に言い表せませんが、風邪を引いていない時でも咳をすることがあります。気管の病気がないか、詳しく調べるべきでしょうか?(30代・女性)

咳が2~3週間以上続く場合は受診を

専門家の意見によると、風邪による咳は長く続かないようです。2~3週間以上咳が続く場合は、再度受診して医師に相談したほうがいいでしょう。

かかりつけの先生が「気管が弱いかも」と言ったのは、お子さんの年齢や経過を追うことの大切さを考えた上での言葉であり、経過をよく見て行きましょうという意味合いだったのかもしれません。風邪に伴う咳であれば通常2~3週間で治まることが多いので、もしそれ以上の期間続くようであれば再度かかりつけの先生の診察を受けて風邪以外の病気の可能性がないかを相談したほうがいいと思います。(小児科専門医)
幼い子どもは、風邪を引いた際にゼーゼーすることがよくあります。成長すれば改善することも多いのですが、主治医の先生が仰る通り親も風邪を引かないように注意しましょう。風邪が治ってもそのような症状が続くとすれば、咳喘息をはじめ別の病気で咳を起こしている可能性もあります。2~3週間と症状が続いて一向に良くならない場合は、再度同じクリニックを受診することをお勧めします。(医師)

診断は経過を見てから

診察後すぐにその場で診断出来る病気もありますが、小児喘息などの気管の病気は、経過を見なければ確定診断が出来ないものもあります。お子さんの咳の経過をよく観察しましょう。

幼児期の子どもは、年齢的に気管が細いことから風邪を引くたびに「ゼーゼー」します。一方風邪以外の病気でも「ゼーゼー」する病気は多岐に渡り、その代表的なものに小児喘息が挙げられます。いわゆる「風邪」と「喘息を始めとする他の病気」を一回のエピソードだけで診断するのは困難です。検査をして明確に診断出来るものではなく、時間の経過とともに症状の出方をその都度見て行くことが必要です。(小児科専門医)

ただの風邪の場合は1週間ほどで咳は収まりますが、咳が長引く場合は早めに医師に相談しましょう。気管の病気では喘息が気になりますが、診断には経過を見なければ判断できないこともあります。


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