ステロイド

2015/04/11

乳児にステロイド剤。副作用が心配ですが大丈夫?

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乳児にステロイド剤。副作用が心配ですが大丈夫?

小さい子供は肌が薄くて敏感なため、ちょっとした刺激でもカサついたり湿疹ができたりします。脂漏性湿疹のため病院でステロイド剤を処方されたのですが、まだ小さい乳児への使用を心配するママに、看護師さんたちは何と言っているのでしょうか。

ステロイド剤についての相談:「乳児にステロイド剤を塗ることに不安があります」

子供が、産まれた頃から肌が弱く脂漏性湿疹が顔にあり、小児科で副腎皮質ホルモン剤を処方されたのですが正直ステロイド剤の使用は心配です。しかし保湿や清潔を心掛けているだけでは治るものでもなく、恐る恐る使ってはいます。使用法や期間などは守っていますが、使用をやめると反動でひどくなりステロイドが手放せない体質になってしまう、ということはないのでしょうか。(30代・女性)

使用方法を守ればとても有効な薬

ステロイド剤と聞くと多くのママが心配そうな顔をするのですが、医師の指示通りに使用すれば安心で効果が高い薬です。脂漏性湿疹は自然治癒することがほとんどで、乳児に使用するステロイド剤は成分も弱く少量だと思われるため、それ程心配はいりません。

ステロイド剤は正しく使用すればとても効果的な薬です。ステロイドにも作用が強いものと弱いものがあり、副作用としては色素沈着・健康な皮膚の増殖が抑制され皮膚が薄くなる・血管が浮き上がったように見える・皮膚表面の免疫力まで抑制してしまうなどがあります。使用の際は患部に薄く塗り、長期にわたっての使用は副作用を強めるので医師から指示された用法用量を守り、症状が治まれば一旦使用を中止して様子をみてください。(産科看護師)
脂漏性湿疹は生後1年程で皮膚の抵抗力がつけばほとんどが治ると言われています。症状が治まれば薬を使う必要はないですし、医師からの指示を守って使用していれば反動でひどくなることはありません。赤ちゃん用に処方された軟膏は成分が弱いものが処方されていると思いますが、心配なら再度医師に確認してみてください。また、赤ちゃんの爪は短くして皮膚を傷つけないようにしてください。(産科看護師)
脂漏性湿疹は、身体が成長するにつれて自然に消失することがほとんどです。乳児に使用するステロイド剤の量はそれほど多くはないので、身体に吸収されるのもほんの少量ですし、急に軟膏を止めたからといって症状が酷くなることもほとんどないので心配しなくても大丈夫ですよ。(内科看護師)

保湿剤との併用で肌を保護

先に保湿剤を塗ってからステロイド剤を薄く塗るようにすれば、肌への負担が少なくて済むようです。薬を塗る際は、入浴後など清潔な肌に使用するようにしましょう。

薬を塗る時は患部をタオルで拭いたり、入浴後など皮膚が清潔な状態で使用するようにしてください。先に保湿剤を塗り、その上からステロイドをちょんちょんとつけるようにすると、ステロイド剤の副作用から肌をカバーしてくれます。また綿棒を使用すると部分的に塗ることができますし、ママの手に付着するのも防ぐことができます。(産科看護師)

乳児に処方されるステロイド剤は成分も弱いですし、医師の指示通りに使用すれば心配はないようです。脂漏性湿疹は成長と共に消失するとのことなので、薬の使用期間もそれ程長くはならないでしょう。


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