成長痛

2015/04/12

泣くほど痛い成長痛の対処について

この記事の監修/執筆

小児科医/女医+(じょいぷらす)大井 美恵子

泣くほど痛い成長痛の対処について

足が痛む成長痛は、急激に身長が伸びる成長期に、しばしば見られるものです。子どもが夜中に泣き叫ぶほどの成長痛を感じており悩むママから、対処について相談がありました。小児科医の大井先生はどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「泣くほど痛い成長痛、良い対処法を教えてください。」

6歳の子どもが、1カ月に1回ほどの頻度で夜中に足が痛いと泣き叫びます。足首からすねあたりを押さえて、かなり痛そうです。痛い部分をさすってあげたり、背中をなでて気持ちを落ち着かせるようにしていると、だいたい30分から1時間くらいで落ち着き、また眠ることができます。成長痛なのかなと思いますが、かなり痛そうなので違うのかなとも感じます。良い対処法や、病院に行った方が良いのか教えください。(40代、女性)

疲れが成長痛の原因と考えられています。

夕方や夜になると足の痛みを訴える成長痛は、疲れが原因と考えられていて、成長と共に解消されます。痛みが頻繁に起こったり、なかなか痛みがとれない場合は受診を検討するよう教えてくれました。

成長痛とは子供が夕方や夜になると訴える膝の裏、太股、ふくらはぎ、足首などの痛みです。しかし朝になると痛みが消えていて、検査をしても何も異常が見つからず、成長とともに改善されるのが一般的です。子供は筋肉や骨・関節が十分発達していないのにも関わらず活発に動きますので、疲れが溜まって痛みの原因となると考えられています。昔は成長痛は骨の成長のためと言われていましたが、現在では無関係と見るのが一般的です。
1カ月に1回程度で、持続する痛みでなければ心配ありません。痛みが頻回に起こるようになったり、なかなか痛みがとれなかったり、痛みが数日にわたって続くようなことがあったら小児科や整形外科を受診してみてください。

痛むときはスキンシップをしてあげて

成長痛は昼間の疲れだけでなく、かまって欲しい気持ちの現われとも言われています。そばにいてさすってあげるなど、スキンシップをとってあげましょう。小児科医の大井先生からは、マッサージや温めてあげるのも良いとアドバイスしてくれました。

成長痛は、精神的に不安定になりやすい寝る前や夜中に起こることが多いので、お母さんが傍で大丈夫だよと言って、さすってあげると落ち着くでしょう。布団をかけて、なるべく足が冷えないようにしてあげてください。ただし、小さいお子さんは寝ている間に体温が上昇し、手足から熱を放散させますから、靴下を履かせて寝かせるのはあまりよくありません。お風呂に入った時に足のマッサージをしてあげるのも良いでしょう。
成長痛は昼間の遊び疲れに加え、親や周囲の人からかまってもらいたい気持ちの現れとも言われています。特に家庭や学校での変化があるような時などは、子どもの話をゆっくり聞きスキンシップをはかるように心がけましょう。湿布したり温めたり、マッサージするなど、お子さんの望むようにしてあげてください。

成長痛は、かまって欲しいという気持ちの現れとも言われているため、そばにいてさすってあげるなどのスキンシップで落ち着くこともあります。成長に伴い解消されますが、痛む頻度が増えたり、痛みが長引く場合などは受診をご検討ください。


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