産後の骨盤

2017/05/08

産後4カ月から始める骨盤矯正…何をするべき?

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産後4カ月から始める骨盤矯正…何をするべき?

赤ちゃんが通るために開いた骨盤は、産後歪みやすいといわれます。今回の相談者さんは2人目のママになって4カ月経ちますが、下腹の脂肪が気になるようです。今から骨盤矯正を始めても効果は期待出来るのでしょうか。専門家に聞いてみました。

産後の体調についての相談:「産後4カ月経ちますが、下腹の脂肪が気になります」

産後は骨盤が開きやすく、歪みも起こりやすいと聞きました。1人目の時は骨盤ベルトをつけていたため下腹の脂肪は気になりませんでしたが、今回はとても気になっています。母乳育児中なので自然に脂肪が落ちるのを待とうかとも思いますが、骨盤矯正などに通って整えた方がいいでしょうか?産後4カ月ですが、今からでも効果はあるでしょうか。費用を抑えたいので、自宅でなんとかしたいです。(20代・女性)

骨盤は3~4カ月までに元に戻る。歪みは様々なトラブルの元に

骨盤は、3~4カ月で元に戻るようです。矯正する場合は、6カ月頃までが目安とのことです。

子宮の増大・分娩時の産道を確保するため、妊娠中から骨盤は緩んでいきます。ホルモンのリラキシンの影響で骨盤周囲の靭帯が緩み、骨盤が拡がります。この影響は、産後2カ月頃まで続くといわれます。産後3~4カ月までに徐々に元の位置に戻っていきますが、とても歪みやすい状態になっています。そのため最近では、産前から早い段階で骨盤を矯正するようにいわれます。(看護師)
骨盤矯正の目的は、骨盤を元の位置に戻すことです。それによって内臓もあるべき場所に治まり、治まらないと体型に差が出てきます。矯正することによって血流が改善され、その結果基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がるということは痩せやすいということですが、骨盤矯正で脂肪が落ちるわけではありません。目安は、産後6カ月頃までです。骨盤体操や矯正ベルトの使用、ヨガなど続けられる方法を選択しましょう。(看護師)

骨盤ベルトやヨガなど自宅で出来る対策を。正しい姿勢も大切

自宅で出来る方法は様々ありますが、姿勢を正すことも大切です。

骨盤が拡がって歪んだままになると、様々なトラブルを招きます。まず血行が悪くなり代謝が低下することで、下半身に脂肪がつきやすくなります。また、腰痛・生理痛・冷え性・便秘・浮腫などのトラブルを引き起こし、時には不妊症や早産などのリスクも高めるといわれます。(看護師)
骨盤の歪みを自身で矯正・予防する方法には、骨盤ベルトの着用や骨盤体操、産後ヨガ・姿勢を意識することなどがあります。骨盤ベルトは、3~4カ月頃までの骨盤が戻る時期までが効果的といわれますが、6カ月までは十分に効果が期待出来るという見解もありますので今からでも遅くはないでしょう。(看護師)
普段から歩く時・座る時・授乳の時などの姿勢に注意することも大切です。今後腰痛などの症状を自覚した場合は、悪化させる可能性があるため自己判断では対処しないほうがいいでしょう。整形外科を受診し、専門医の指導のもと骨盤矯正を行ないましょう。(看護師)

産後4カ月であれば、骨盤矯正の効果は期待出来るようです。歪みは血行を悪化させ、基礎代謝の低下を招きます。姿勢も歪みの原因になるため、日ごろから意識しましょう。腰痛を感じたら、自己判断せずに病院を受診しましょう。


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