チョコレート嚢胞

2017/05/12

チョコレート嚢胞。手術以外に治す方法はある?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

チョコレート嚢胞。手術以外に治す方法はある?

チョコレート嚢胞とは、何らかの理由により子宮内膜が卵巣内に増殖してしまう病気です。手術せずに治す方法はあるのかという相談に、専門家達はどのように回答しているのでしょうか。

チョコレート嚢胞についての相談:「酷い生理痛や腰痛も。手術せずにチョコレート嚢胞を改善することは出来る?」

チョコレート嚢胞があり、1年間服薬しても特に変化はありません。担当医は、妊娠の妨げになるからと手術をしてくれません。嚢胞がある側の腰がいつも痛く、嚢胞が他の部位に癒着するのではと心配です。また生理痛が強く痛み止めを月4~5回服用していますが、薬で痛みを抑えるよりも嚢胞自体を治したいです。手術以外に方法がないなら思い切って切除したいのですが、担当医はいい顔をしないので困っています。(30代・女性)

チョコレート嚢胞の手術について

チョコレート嚢胞は、薬物療法だけでは根本的な治療にならず手術以外で嚢胞を除去することは不可能です。場合によっては卵巣摘出の可能性も出てくるようですが、嚢胞だけを焼き切る方法もあるようです。

チョコレート嚢胞は、子宮内膜症が卵巣の中で起きている状態です。今のところ確実な予防・治療法はありません。生理を迎える度に進行するといわれ、1年間薬を服用していても少しずつ進行していたのでしょう。(看護師)
嚢胞が3cm以下の場合は、まず薬物療法が行われます。ホルモン剤で排卵を止めたり生理の症状を軽くすることが目的で、根本的な治療ではありません。妊娠すると嚢胞が改善することもあるようですが、嚢胞があると妊娠しにくく、妊娠を待つ間に嚢胞が大きくなることがあります。(看護師)
手術以外で嚢胞を除去することは難しいですが、アルコール固定術といってアルコールで嚢胞を焼く治療法があります。主に嚢胞を繰り返す方や、切除が出来ない方に対して行われます。(看護師)
手術でチョコレート嚢胞を切除することは可能ですが、その際は卵巣の部分的切除や場合によっては片方を全摘出する可能性もあります。(看護師)

セカンドオピニオンを検討しても

医師の見解があって手術をしないとのことですが、自分が不安に思っていることについて再度よく相談してみる必要があります。どうしても納得いかなければ、セカンドオピニオンを検討するのも一つでしょう。

現段階において主治医が手術に踏み切らないのは、嚢胞を残すよりも手術する方が高リスクだと判断したのかもしれません。担当医に再度相談するか、もしくはセカンドオピニオンという方法もあります。(看護師)
妊娠の妨げになるというのは、無排卵になったり術後しばらくは薬物治療で妊娠出来ない期間があるからだと思います。担当医が良い顔をしなければ、セカンドオピニオンを検討するのも一つです。痛み止めの服用は、月に4~5回なら問題ないでしょう。(看護師)

チョコレート嚢胞の治療法はいくつかあるようですので、再度医師に相談してみてはいかがでしょうか。どうしても相談しづらい、納得いかない場合は、セカンドオピニオンを検討してみましょう。


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