チョコレート嚢胞

チョコレート嚢胞があると妊娠しにくい?不妊の原因に?

子宮内膜症の一種であるチョコレート嚢胞は、近年患者数が増加傾向にあるようです。今回の相談者は、チョコレート嚢胞があると不妊の原因になると言われ手術をしたそうですが、再発の可能性や嚢胞と不妊の関係について不安に思っています。

チョコレート嚢胞と不妊についての相談:「チョコレート嚢胞が再発すると、また不妊症になるのでしょうか」

妊活から2年近く経っても妊娠しないため、4年前に腹腔鏡手術にてチョコレート嚢胞の手術をしました。嚢胞がなくなれば妊娠しやすい子宮環境になると言われ、術後2年間不妊治療をしてようやく妊娠することが出来ました。現在2人目も出来たら良いなと思っているのですが、チョコレート嚢胞があると妊娠しづらいというのは本当でしょうか。また、再発していたらなかなか妊娠出来ないのでしょうか。(20代・女性)

卵管閉塞などの原因になることも

チョコレート嚢胞があると必ず不妊症になるわけではないですが、嚢胞が大きくなると卵管閉塞などの原因となり妊娠しにくくなるようです。また、術後の妊娠出来る確率については、手術法によっても異なります。

チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の一種です。卵巣の中に嚢胞が出来、その中に子宮内膜が溜まっていく疾患です。チョコレート嚢胞だからといって不妊とは限りませんが、嚢胞が大きくなると卵管を閉塞して通過障害や排卵障害を起こすことがあり通常よりも妊娠しにくくなります。(看護師)
チョコレート嚢胞の手術は、部分切除をすることもあれば全て切除して取り出す手術もあります。全て切除している場合、卵巣は一つだけなので妊娠の可能性は減少します。部分切除では卵巣をどれだけ残しているのかにもよりますが、全摘出に比べれば妊娠の可能性は高くなります。(看護師)

不妊の原因はチョコレート嚢胞だけではないことも

術後2年ほど妊娠出来なかったようですが、チョコレート嚢胞以外に不妊となる原因があるのかもしれません。また、チョコレート嚢胞は再発率が高い病気です。そのため、二人目を希望するのであれば早めに妊娠に向けて準備した方が良いとアドバイスをいただきました。

チョコレート嚢胞があると不妊の原因となってしまい、再発すると妊娠しにくくなります。2年近く妊活しても妊娠しないため手術したとのことですが、術後も2年ほど妊娠出来ない状態が続いたということは、不妊の原因はチョコレート嚢胞だけではなく別の原因があるのかもしれません。(看護師)
チョコレート嚢胞は自然に治ることはなく、再発する疾患です。2009年のデータですが、術後2年で20%、5年で40~50%が再発すると言われています。※1 今後妊娠をお考えなら、定期的に受診して、早めに妊娠の準備を進めた方が良いでしょう。(看護師)
妊娠すると、ホルモンの影響で嚢胞が小さくなることもあり、最大の治療は妊娠することとも言われています。しかし、妊娠を待つ間に嚢胞が大きくなるというデメリットもあります。(看護師)

チョコレート嚢胞が大きくなると、卵管閉塞などを起こして不妊の原因となりやすいようです。再発するとまた妊娠しづらくなってしまうため、次のお子さんをお考えならば、医師と相談して早めに妊活に入ることが勧められています。


2017/05/12

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