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2017/05/13

マイコプラズマ肺炎で子どもが入院。普通の肺炎との違いを教えて!

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

マイコプラズマ肺炎で子どもが入院。普通の肺炎との違いを教えて!

マイコプラズマ肺炎は、多くの場合通院治療が可能です。しかし、お子さんの容態によっては、入院を勧められることもあります。マイコプラズマ肺炎と通常の肺炎の違いを専門家に解説してもらいました。

8歳児のママからの相談:「子どもがマイコプラズマ肺炎で入院。普通の肺炎とどう違うの?」

8歳の息子の咳が止まらなくなり熱も38.0℃あったので近所の小児科に行ったところ、肺炎の可能性があり大きな病気を紹介されました。検査でやはり肺炎の可能性があるから入院するようにと言われ、マイコプラズマ肺炎かもしれないと言われました。しかし、説明を聞いても普通の肺炎とマイコプラズマ肺炎の違いがよく分かりませんでした。分かりやすいように教えてください。(30代・女性)

原因となる病原体が異なる

マイコプラズマと通常の肺炎は、原因となる病原体が違うのでそれに応じて感染経路や症状・好発年齢などが異なります。マイコプラズマは、症状のないうちから人から人に移してしまう特徴があります。

通常の肺炎は、ウィルスや細菌の感染で風邪をこじらせて肺炎を起こすことが多いです。マイコプラズマ肺炎は、ウィルスや細菌ではなくマイコプラズマという病原性微生物の感染によって起こります。マイコプラズマは、潜伏期間でも感染するため、知らず知らずの内に感染が広がり大流行になることもあります。(看護師)
肺炎にも種類があり、マイコプラズマ肺炎は名前の通り肺炎の一つです。肺炎を引き起こす病原体の種類としては、細菌、ウィルス、その他のものがありマイコプラズマ肺炎はその他のものに含まれます。マイコプラズマ肺炎の特徴としては、好発年齢が6歳以上で5歳以下では肺炎には及ばず上気道炎で済むことが多いようです。(看護師)

痰の絡まない咳。レントゲン+血液検査で診断

担当のドクターがマイコプラズマ肺炎「かもしれない」と言う背景には、通常の肺炎と違って症状がはっきりしないことがあるようです。マイコプラズマ肺炎の症状の特徴は、痰の絡まない咳です。

通常の肺炎は、聴診器で呼吸音を聞くだけで判断出来ることがありますし胸のレントゲンで肺に影が見られます。しかしマイコプラズマ肺炎は、胸の聴診だけでは肺炎であることがはっきりしないことも多くレントゲンでも判断出来ないことがあります。この場合、血液検査などを組み合わせて判断します。通常の肺炎もマイコプラズマ肺炎もどちらも似たような症状が現れますが、マイコプラズマ肺炎は乾いたような咳が続き急激に酷くなる特徴があります。(看護師)
他種類の肺炎と明らかに異なる点はほとんどありませんが、特に異なる点としては「痰が絡まない咳」です。一般的に肺炎では炎症により初期から痰が出るのですが、マイコプラズマ肺炎は数日後から痰が出てきます。(看護師)

マイコプラズマ肺炎と通常の肺炎の初期の症状は似ているので、専門家でないと区別が付きにくいかもしれません。また、病原体の違いにより治療薬も異なってくるため、普通の肺炎とマイコプラズマ肺炎を区別することはとても重要です。一日でも早く良くなって退院出来ると良いですね。


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