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2017/05/13

マイコプラズマ肺炎の咳は、慢性化するのでしょうか?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

マイコプラズマ肺炎の咳は、慢性化するのでしょうか?

マイコプラズマ肺炎は、乾いた咳や夜間の咳が特徴的です。マイコプラズマ肺炎の咳は、慢性化したり喘息を引き起こしたりするのでしょうか。専門家に聞きました。

12歳の子どものパパからの相談:「マイコプラズマ肺炎。3週間経っても咳が続いているが、慢性化するの?」

子どもがマイコプラズマ肺炎に感染しました。咳が3週間以上続き、ピークは過ぎたと思ったらまた咳き込んでいます。最初に感染した時のような40℃近い高熱にはなりませんが、強い咳が心配です。乾燥した部屋などに行くと、乾いたような咳が出ます。このまま慢性化して、喘息になったりしないでしょうか。(40代・男性)

マイコプラズマ肺炎は、急に咳が酷くなることが特徴

マイコプラズマ肺炎は、痰の絡まない乾いた咳が特徴的です。マイコプラズマの感染をきっかけに喘息を発症することもあるようですが、はっきりした関係性はまだ解明されておらず必ずそうなるとも限らないようです。

マイコプラズマ肺炎の症状は、乾いたような咳が特徴で急激に咳が酷くなります。マイコプラズマで気管支炎を起こしても、自然治癒することがほとんどです。しかし、小さい子どもは気管支喘息・中耳炎・副鼻腔炎へ移行する場合があります。(看護師)

再発する人が多いマイコプラズマ。手洗い・うがいで予防を

マイコプラズマは、一度治っても数年後にまた感染する可能性があります。再発や再感染を防ぐために、免疫力を上げておくことや感染予防対策をしておきましょう。

マイコプラズマ肺炎は、4年ごとに流行するといわれています。それはマイコプラズマへの免疫力が3年から4年程度しか持続しないために、マイコプラズマに繰り返して感染する人が増えるためです。ただし、マイコプラズマの感染力は比較的弱く、手洗い・うがい・マスクをして体力・免疫力をつけておくことで発症する確率を少なく出来ます。(看護師)
マイコプラズマ肺炎を予防するためには、一般の感染予防と同じで日頃から手洗いやうがいを心がけてください。感染者がいれば、なるべく接触しないことです。マイコプラズマ肺炎には登校禁止の基準はありませんが、流行を避けるために校長の判断で登校停止になる場合もあります。万が一感染したら、必ず学校に報告してください。(看護師)
マイコプラズマ肺炎と喘息の関係については、現時点ではまだはっきりと解明されていません。マイコプラズマ肺炎は、ウィルスでもなく細菌でもない病原性微生物に感染して起こる肺炎です。潜伏期間でも感染することがあり、数年に1度大流行を起こします。飛沫・接触感染ですから、感染者の近くにいれば大人でも感染します。(看護師)

マイコプラズマ肺炎にかかると咳が長引くので、喘息になるのではないかと心配される方もいます。マイコプラズマ肺炎後の咳は、数週間単位で残ることもあり必ずしも喘息を引き起こしている訳ではありません。実際にそのようなケースもあるかもしれませんが、因果関係は証明されていません。咳が続く場合は、早めに医師に相談しましょう。


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