乳腺炎

2017/05/18

授乳間隔が空くとおっぱいがカチカチに。良い改善策は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

授乳間隔が空くとおっぱいがカチカチに。良い改善策は?

母乳育児中は、授乳の間隔が空いてしまうと胸がカチカチに張って痛むことがあります。今回の相談者さんは、夜間赤ちゃんがある程度眠るようになり胸がパンパンに張って辛いと悩んでいます。専門家は、どのようなアドバイスをしているのでしょうか。

産後の胸の張りについての相談:「授乳間隔が空くようになり胸がガチガチに。痛くてたまりません」

完全母乳で2カ月の男の子を育てていますが、時々飲んでもらえないとすぐにおっぱいが張ってしまいます。2~3時間空く程度なら良いですが、夜間4時間以上寝てその間飲んでもらえないと張ってカチカチになってしまいます。これから月齢が進むに連れて授乳間隔を空けていきたいと思っていますが、ガチガチに張って痛むのが心配で小刻みにあげてしまいます。どのように対処したらいいでしょうか。(20代・女性)

胸の張りを取る程度に軽く搾乳

母乳が多く作られる「母乳分泌過多症」という症状があります。母乳が溜まった状態が長く続くと、乳腺炎などの原因になってしまいます。授乳間隔が空いて胸の張りが酷い時は、圧を抜く程度に軽く搾乳すると楽になるようです。

母乳がよく出るのは良いことですが、赤ちゃんが飲む量に対し母乳の分泌が多かったり常に母乳が溜まった状態を母乳分泌過多症と言います。母乳の出方には個人差がありますが、乳腺の発達が良い方は、ホルモンの影響で母乳過多になると言われています。(産科看護師)
赤ちゃんが上手く吸い切れないことも、胸が張る原因の一つでしょう。飲み残しがあったり胸が張るようなら搾乳した方が良いですが、絞り過ぎると逆に母乳を増やしてしまうため圧を抜く感覚で少し張った状態を維持して下さい。授乳するのが一番の解決策ですが、寝ている赤ちゃんを起こしてまで授乳する必要はありません。赤ちゃんが欲しがった時に、充分に飲みきるまで授乳して下さい。(産科看護師)
母乳の分泌が良く少し授乳間隔が空くと張って痛くなる「溜まり乳」の状態は、放置すると乳腺が詰まるなどトラブルが起こりやすいです。なるべく赤ちゃんに小刻みに飲んでもらうのが一番ですが、授乳時間が4時間以上空いて痛みや詰まりが気になる場合は搾乳すると良いでしょう。この時搾乳し過ぎると母乳の分泌が促進されるため、軽く絞る程度に留めましょう。(産科看護師)

痛みがある時はじんわり冷やす

胸が張って痛む時は、水で濡らしたタオルなどを利用してゆっくり冷やしましょう。また、母乳の過剰分泌を防ぐため水分の摂りすぎに注意して食事は低カロリーなものを摂るよう心がけて下さい。

張りが強い時や熱がある時は、冷たいタオル等で冷やして下さい。急激に冷やすと良くないため、冷蔵庫で冷やしたキャベツの葉をかぶせる方法が手軽に出来ます。(産科看護師)
母乳の過剰分泌を防止するため、水分摂取は控えめにしましょう。脂肪分やカロリーの高いものは避け、あっさりとした和食中心の食事を心掛けてください。特に夜間はホルモンの関係で母乳がたくさん生産されるので、夕食を控えめにしてその分朝食や昼食で補うと良いでしょう。(産科看護師)

母乳の分泌が多すぎると、乳腺トラブルの原因となることもあるようです。授乳間隔が空く時は軽く搾乳をしておき、張りが酷く痛みがある場合は、ゆっくりと患部を冷やしましょう。また、和食中心の食事を心がけることも大切です。


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