喘息(ぜんそく)

2017/05/18

小児喘息の吸入剤の使用期間や副作用の心配は?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

小児喘息の吸入剤の使用期間や副作用の心配は?

辛い小児喘息の症状によっては、ステロイドの吸入剤が処方されることがあります。今回の相談者は、いつまで薬を使用しなければいけないのか、また副作用についても心配しています。

2歳のママからの相談:「ステロイドの吸入剤を毎日続けるよう医師に言われますが、副作用が心配」

2歳の娘は、生後3カ月の頃から毎月のように発作が起きるようになりました。1歳を過ぎた頃に小児喘息と診断され、自宅でステロイドの吸入剤を朝夕毎日続けるよう処方されました。しかしそれ以来発作が起きず、ステロイドの長期服用は怖いという思いが出始めたので2歳頃から発作が出そうな時のみ使用しています。担当医からは毎日続けるよう言われますが、何歳までなど使用期間に目処があるのでしょうか?また、副作用の心配はないのでしょうか。(30代・女性)

医師の指示通りに使用することが大切

ステロイドの吸入剤は、使用する年齢に特に決まりはありませんが、医師の指示通りに使用しなければ正しい効果が現れないこともあります。今後の治療や薬の使用法について、再度医師に相談してみましょう。

ステロイドに関しては、医師によって考えが異なります。身体に良くないと言う人もいますが、ステロイドは元々体内にあるホルモンです。副作用が出現するほどの高濃度のステロイドが全身に広がるわけではないので、医師の指示を守って使用すれば特に心配はないでしょう。(産科看護師)
使用する年齢の基準はなく、症状が改善されれば使用量を減らしていけます。ステロイドの吸入剤は、予防薬として毎日決められた量を吸入することが望ましい使用法です。発作を止めるという作用はないため、どの程度の効果があるかは分かりません。再度、担当医に薬の服用について相談してはいかがでしょうか。(産科看護師)
ステロイドの吸入剤は、抗炎症作用があり気道の炎症を抑えて喘息の発作を起きないように予防する薬です。気道の炎症を抑えてくれるので、喘息の予防には効果的です。パルミコートが処方されている場合は、軽症でないことがあるので自己判断で中止しないように注意して下さい。勝手に中止すると発作が起きたり酷い時は入院が必要になることがあるため、ステロイド剤は必ず医師の指示に従い使用しましょう。(内科看護師)

代表的な副作用とは?

ステロイドの吸入剤の副作用として、声がかれたり咽頭痛などが起こる場合もあるようです。副作用を起こさないために、薬剤が口内に残らないよう水を飲んだりうがいをしましょう。

ステロイドの吸入剤の代表的な副作用には、声がかれる・咽頭痛・口腔カンジダ症などがあります。しかし、局所に使用するため副作用が起こる事はほとんどなく重篤な副作用は想定されていないようです。(産科看護師)
ステロイドの吸入薬を使用した後は、副作用を起こさないためにもうがいをしたり水を飲ませるなど薬剤が口腔内に残らないようにして下さい。口腔内に残ると、口腔カンジダ症を発症することもあります。(内科看護師)

ステロイドの吸入薬は、医師の指示通り使用すれば特に問題はないようです。発作が起きることもあるので勝手に中止せず、現在の薬の使い方について疑問や不安があれば再度医師に確認してみましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加