喘息(ぜんそく)

小児喘息があるが、サッカーなどスポーツは可能?

喘息があると、激しい運動で発作が起こることもあります。喘息があるがサッカーをしたいと言い出したお子さんを心配するママに対し、専門家達のアドバイスとは。

8歳のママからの相談:「小児喘息があると、サッカーのような走り回るスポーツは無理?」

息子は、2歳の時に小児喘息と診断されました。小学生になってからは黄砂や花粉の酷い時など特定の状況で喘息症状が出ることはあっても、吸入薬などの在宅治療で症状が治まります。これまで医師の勧めでスイミングを習っていましたが、最近息子がサッカーを始めたいと言い出しました。体育で80m走を走るだけでも喘鳴が出るような状況ですが、少しずつ慣らしていけば大丈夫でしょうか?それとも、やはり走る競技は難しいでしょうか。 (40代・女性)

運動することで心肺機能の向上が期待できる

年齢と共に発作の回数が減ってくれば、サッカーのような運動も徐々に始められるようです。運動することで心肺機能が高くなり喘息にも効果的ですが、空気が乾燥する冬場は注意が必要です。

小児喘息は、約7割が大人になるまでに改善されると言われています。成長と共に発作を起こさなくなったのなら、運動療法を勧めてもいいでしょう。個人差はありますが、運動することで心肺機能が高まり体力もついてくるため、喘息の改善には効果的なようです。(呼吸器科看護師)
よほどの重症の喘息ではない限り、医師と相談の上で症状をコントロールしながらサッカーをすることは可能です。ただし、秋や冬など空気が冷たく乾燥した季節は、気管支が敏感になり発作が起きやすいです。冬場は特に運動がきっかけとなって喘息発作が出やすいため注意しましょう。(小児科看護師)

まずは軽い運動から始めよう

いきなり激しい運動をするのは危険なため、まずは発作が出現しないか確認しながら徐々に身体を慣らしていくと良いでしょう。また、発作が起こった時にすぐ対応できるよう万が一に備えて薬を携帯しておくことも大切です。

一般的に水泳が推奨されますが、お子さんがサッカー希望ならチャレンジしてもいいでしょう。ただしいきなり激しい運動は危険なため、発作が出ないかどうか注意深く観察しながら始めてはいかがでしょうか。喘息の方は慢性的な呼吸困難にあるため、多少息苦しさがあっても無理をしてしまう場合があります。お母さんが付き添い、脈を測りながら行ってみて下さい。(呼吸器科看護師)
小学生の心拍数は、70~110回/分くらいです。例えば安静時の脈が70回/分の場合、運動して90回/分以上になったら落ち着くまで休むことを繰り返して徐々に運動量を増やして下さい。あくまでも無理をせず、主治医とも相談しながら行いましょう。(呼吸器科看護師)
寒い季節や発作の出やすい時期は練習を控えめにしたり、症状が辛い時は無理をせずお休みしましょう。常に薬を持参して練習中に発作が起こった場合の対処の仕方をコーチや先生に伝え、万が一の時に備えておくと安心です。まずは医師と相談して軽い運動から肺を強くし、少しずつ激しいスポーツへと慣らしていきましょう。(小児科看護師)

徐々に体力や抵抗力もついてくるため、サッカーのようなスポーツも可能なようです。医師と相談しながら、まずは軽い運動から始めるのが良いでしょう。ただし、寒い季節や発作の出やすい時期は控えたほうが良いようです。


2017/05/21

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