喘息(ぜんそく)

2017/05/21

小児喘息。兄妹揃って発症する可能性はどのくらい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

小児喘息。兄妹揃って発症する可能性はどのくらい?

子どもの喘息について心配しているママから相談がありました。第1子が喘息持ちだが、次に生まれてくる子も喘息になるのではと懸念しています。

3歳のパパからの相談:「上の子に喘息がある場合、次に生まれてくる子も喘息の可能性がありますか?」

3歳の子どもが小児喘息ですが、普段は部屋の掃除をきちんとしていれば薬なしで過ごせる程度です。発作は風邪を引いた時に併発したり、季節の変わり目や昼夜の温度差が激しい日が続いた時に現れます。発作が起きると小児科外来を受診して病状が落ち着くまで通院しますが、入院歴はありません。この度第2子が生まれる予定ですが、兄妹に喘息患者がいる場合といない場合とでは、喘息の発症率に違いがあるのでしょうか。(30代・男性)

兄妹に喘息患者がいる場合は、発症リスクが高くなる

喘息自体は遺伝する病気ではありませんが、アレルギー体質が遺伝する可能性はあります。そのため、家族にアレルギー体質の方がいると兄妹で喘息を発症する確率も高くなるようです。

喘息自体は遺伝しませんが、家族にアレルギー体質の方がいる場合アレルギー体質を遺伝する可能性が高いようです。親や兄弟に喘息持ちの方がいる場合、発症のリスクは3~5倍になると言われています。喘息は早めに気づくことが大切なため、お子さんの咳が止まらなかったりゼーゼーとした呼吸をするようなら病院を受診して下さい。(呼吸器科看護師)
喘息自体は遺伝する病気ではなく、喘息を起こしやすいアレルギー体質が遺伝すると言われています。兄弟で喘息をお持ちの方がいる場合は、2人目のお子様も喘息を起こしやすいアレルギー体質である可能性もあるので、喘息の発症率が高くなると考えられます。(小児科看護師)

発症の有無は免疫力の違いにもよる

仮に生まれてくるお子さんがアレルギー体質だとしても、個人の持つ免疫力の違いによって喘息を発症するかどうかが変わってくるようです。これまで通り生活環境に気を配り、できるだけアレルゲンを遠ざけましょう。

喘息は、吸い込んだ物に対して気管支がアレルギーを起こすことによって発症します。ダニや埃やカビ、動物の毛や花粉などの環境因子、運動や気候の変化、体質やストレスなどが絡み合って喘息を発症します。(小児科看護師)
喘息は埃やダニ等のアレルゲンが原因で発作を起こすため、これまで通り部屋の掃除や温度調整、空気清浄を心掛けて下さい。床は絨毯やカーペットは使用せず、クッションやぬいぐるみはこまめに洗濯しましょう。布団は、外に干すより布団クリーナーでダニ退治した方がいいでしょう。(呼吸器科看護師)

アレルギー体質が遺伝したからといって、必ず喘息を発症するわけではありません。これまで通り生活環境に注意を払い、喘息を予防していきましょう。


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