喘息(ぜんそく)

風邪を引くと咳が長引き入院になることも…どうしたらいい?

今回は、3歳の子どものママからの相談です。風邪を引くたびに咳き込んでしまう我が子に、これ以上辛い思いをさせたくないと悩んでいます。

3歳のママからの相談:「風邪を引くたびに咳が酷く、なかなか治りません」

3歳の子どもは、1年前に風邪をこじらせて気管支炎と中耳炎になりました。小児科で処方された薬で良くなり、まだ残っている咳もいずれ治るだろうと放っておいたら熱が出て入院しました。それ以来風邪を引くたび、薬を飲んでも痰が詰まったような音がする咳だけが治りません。もう入院させたくないのですが、酷くならない方法はないでしょうか。(30代・女性)

子どもは大人より咳が出やすい。咳を伴う病気は風邪以外にも

子どもは痰を出す力が弱いなどの理由から、咳が出やすいようです。風邪以外にも咳を伴う病気があるので、注意が必要です。

子どもは、風邪のウィルスによって気管支炎や肺炎に発展することが多いです。風邪ウィルス以外のウィルス・細菌・マイコプラズマの感染から発展することもあります。子どもは、気道が狭い・痰が作られやすい・痰を出す力が弱い・気道に炎症が起こりやすいなどの理由から、大人よりも咳が出やすいです。また、炎症が起こることや咳を繰り返すことで気道が過敏になり、咳が長引きます。(看護師)
咳を伴う疾患には、風邪以外に百日咳・喘息・クループ症候群などがあります。中でもクループ症候群は、風邪症状に続いて「ケンケン」といった犬の鳴き声に似た咳が続きます。ほとんどがウィルス感染によるもので、対象療法のみで改善できます。喘鳴や呼吸困難を伴わない、咳喘息という疾患もあります。通常の風邪による咳であれば、2週間以内に治まるのが一般的な経過です。それ以上の期間咳が続く場合、喘息を含めた風邪以外の病気の可能性があります。(呼吸器科看護師)

予防の基本は「うがい」、「手洗い」。乾燥に注意して部屋や寝具を清潔に

風邪予防は、うがいと手洗いが大切です。咳が出ないよう部屋や寝具をきれいにし、乾燥しないよう気を配りましょう。

風邪の予防対策は、日頃からのうがい・手洗いが基本です。小さい子にうがいをさせることは難しいかもしれませんが、上手に出来ていなくても今のうちから習慣づけることが大切です。昼間は思い切り遊ばせ、夜はぐっすり眠れるようにしましょう。咳が出ないよう部屋を加湿し、ホコリを溜めないようにしてください。布団は布団クリーナーでダニ退治し、枕カバーやシーツもこまめに洗濯しましょう。(呼吸器科看護師)
咳が出始めたら、室温湿度に注意しましょう。特に乾燥は大敵です。50~60%の湿度を保ちましょう。上半身を斜めに起こした状態で寝かせると、呼吸が楽になります。痰が出にくい時は、背中を叩いたり少し揺さぶってあげましょう。布団は清潔にし、こまめに温かい水分を摂ることも良いです。1歳以上であれば、お湯にはちみつを混ぜるのも有効です。(看護師)
咳を繰り返すと、更に咳が出ます。早めに咳が出ない環境を整えることが大切です。風邪を引いたら早めに受診して、適切に処方することが咳を治める方法です。「たかが風邪」「毎度のこと」と思わず、早めに病院に行きましょう。(看護師)

子どもは、風邪のウィルスによって気管支炎や肺炎に発展することが多いので日頃から手洗いとうがいで予防に努めましょう。風邪を引いたら布団や部屋は清潔に保ち、乾燥しないよう咳が出ない環境を整えることも必要です。


2017/05/22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)