オスグッド・シュラッター病

成長期特有のオスグッド病…成長期が終わるまで運動できないの?

スポーツをしている子どもに多くみられるオスグッド病は、膝への負担を減らすことで改善すると言われます。成長期特有のものですが、成長期が終わるまでスポーツはできないのでしょうか。専門家に聞いてみました。

高校生がいるパパからの相談:「オスグッド病と部活動の練習について」

子どもが高校に入ってから陸上を始めました。長距離選手として練習をしていますが、度々足が痛くなるようで困っています。膝の下あたりが非常に痛むとのことで病院に行ったところ、オスグッド病と診断されました。オスグッドは成長期特有のものらしいですが、成長期が終わるまでは長距離の練習をしてはいけないのでしょうか。駅伝やマラソンなどの大会を控え、子どもが気にしています。(40代・男性)

初期段階では運動を控えて。痛みが治まれば主治医と相談して運動も可能

発症してしばらくは、運動を控えた方が良いようです。痛みが治まれば、主治医と相談しながら運動を再開することも可能です。

オスグッド病は、10代の成長期の子どもが跳躍やサッカーなど膝に負担をかける運動を続けることで発症します。初期段階であれば膝の負担を少なくすることが治療になるため、運動全般にわたって控えた方がいいでしょう。成長期の一時的なもので、成長と共に改善します。全く運動出来ないわけではなく、痛みが治まれば医師と相談のうえ運動することが出来ます。(看護師)
オスグッド・シュラッター病は、成長期の10~15歳の時期に発症するスポーツ障害です。大腿四頭筋の収縮により膝蓋骨(ひざのお皿)を介して繋がっている膝蓋靭帯が引っ張られ、膝蓋靭帯がくっついている脛骨粗面に負担が掛かり炎症や軟骨剥離などを起こします。そのため、大腿四頭筋をよく使うジャンプやダッシュをするスポーツ(バスケット・バレーボール・サッカー、陸上競技など)の選手に多く見られます。(看護師)

運動前のストレッチや適切なクーリングを忘れずに。無理しないことが復帰への近道

再開の際には、運動前のストレッチや適切なクーリングを心掛けましょう。無理しないことが運動再開の近道です。

発症後半年くらいは症状が強くなりがちなので、運動の前には十分にストレッチを行ってください。痛みが出たときや運動後には、アイスマッサージ(ビニール袋に氷を入れて膝をマッサージ)を行ない膝用のサポーターやベルトをすると良いでしょう。無理をすると症状が長引きますから、運動の前には必ず医師に相談してください。(看護師)
初期の炎症が出始めている段階では、クーリング・サポーター着用・ストレッチなどで症状の改善が可能です。しかし、無理をすると炎症が酷くなったり軟骨部分が剥離してしまい重症化することもあります。そのため、早期発見と早期治療が重要です。(看護師)
重症化すると、長期的に走ることが出来なくなります。早い時期に主治医の指示に従い、無理をせず治療することが近道です。(看護師)

オスグッド病になると運動を控えた方が良いようですが、運動できなくなるわけではありません。痛みが治まれば、主治医と相談したうえで運動を再開することも可能です。運動前のストレッチや適切なクーリング、サポーターなどを取り入れて無理しないことが治療への近道になります。


2017/05/24

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