子どもの外耳道炎の原因と症状、治療法

間違った耳かきなどによって耳が傷つくと、そこから細菌や真菌が侵入し、外耳道炎になる可能性があります。外耳道炎は耳を清潔にし、しっかりと治療を行えば治る病気です。今回は、外耳道炎が発症する原因と症状、そして外耳道炎になった場合の治療法について解説します。

外耳道炎とは

耳の穴の入り口からその奥にある鼓膜までの間の管を外耳道といい、そこに炎症が起きることを外耳道炎と言います。外耳道炎は誰にでも発症する可能性がありますが、子どもに多く見られます。

外耳道炎が発症する原因

外耳道炎は、皮膚についた傷から細菌や真菌が感染することが原因で発症します。子どもの外耳道炎の原因として特に多いのが、間違った耳かきです。子どもの耳を掃除する際、耳かきで強く引っ掻くと耳の中に傷がついてしまうことがあります。すると、この傷から細菌などが侵入しやすくなります。子どもの皮膚はデリケートで傷つきやすいため、竹製の耳かきでなく清潔な綿棒を使用することをお勧めします。

その他にも次のようなことが外耳道炎の原因となります。
・入浴やプールの際に耳の中に水が入り、水抜きをしない
・寝相によってどちらかの耳が蒸れやすくなる
・シャンプーなどが耳の中に入る
・耳垢が溜まりすぎている

外耳道炎の症状

では、外耳道炎になったらどのような症状が見られるのでしょうか。主な症状は次の通りです。

・耳の痛み
・耳のかゆみ
・耳から白や黄色の液体が出る(耳だれ)

特に耳に触れたときや引っ張った時に痛みが増強されますが、この点が同じく痛みを訴える中耳炎との違いになります。また、食べものを噛むときなど口を少し動かすだけでも耳が痛むこともあります。症状が重症化すると、耳の骨が変形したり顔面が腫れる場合もあります。さらに症状が悪化して顔の腫れがひどくなると、難聴や耳鳴りが起こることもあります。

外耳道炎の治療法とは?

外耳道炎の治療中は、炎症を起こしている部位に休息を与えるためにも次のことに注意しましょう。
・耳を触らない
・イヤフォンは使用しない
・入浴の際、耳に水やシャンプーが入らないようにする

外耳道炎の治療方法は、炎症を起こしている原因が細菌なのか真菌なのかによって異なります。そのため、まずは耳だれに含まれる菌を調べる必要があります。細菌が原因の場合は、抗生剤の内服薬や点耳薬、ステロイドの軟膏などを使用します。真菌が原因となっている場合は、抗真菌剤の内服薬や軟膏を使用して治療を行います。また、いずれの場合でも耳の消毒や洗浄も治療に効果的です。特に真菌の場合は薬のみで完治することが難しいことも多く、洗浄などの比重が大きくなります。


2017/06/20

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事