子どものアレルギー性鼻炎の特徴と治療方法

くしゃみや鼻水などの不快な症状を引き起こすアレルギー性鼻炎。アレルギー性鼻炎の疑いがある人は約4割とも言われ、年々増えつつあるようです。子どもでもアレルギー性鼻炎を発症することがあります。今回は、子どものアレルギー性鼻炎の特徴と治療法について解説します。

アレルギー性鼻炎の原因

体内にウイルスや細菌などの異物が侵入すると、免疫システムが働いて病原体を排除しようとします。しかし、この免疫システムが体に害のない物質にまで過剰に働いてしまうことがあります。この反応がアレルギーです。最近は、アレルギー性鼻炎の発症が低年齢化しており、アレルギー性鼻炎の子どもも増加しています。

アレルギーを起こす物質には、主に以下のものがあります。

・ダニ
・ハウスダスト
・花粉

特に、小さな子どもの場合はダニやハウスダストに対してアレルギー反応を示すことが多くなっています。5~6歳頃には、花粉に対するアレルギーを発症する子も多いと言われています。

子どものアレルギー性鼻炎の特徴

アレルギー性鼻炎の主な症状は、くしゃみ・鼻づまり・鼻水です。子どもの場合、くしゃみは比較的少なく鼻づまりが多く見られます。症状の程度は人それぞれで、鼻をこする程度のこともあれば、鼻づまりのせいでミルクを飲んだり食事を摂ることができなくなる場合もあります。また、口で呼吸をすることがメインになることから、口の乾燥に伴う症状(頭痛、口臭など)を認めることもあります。

また、子どものアレルギー性鼻炎の場合は鼻水が鼻の奥に溜まることで、滲出性中耳炎や副鼻腔炎を引き起こすこともあるため注意が必要です。

アレルギー性鼻炎を治療するには

アレルギー性鼻炎の対処法について、見ていきましょう。大切なのは、アレルギーの原因となる物質を体内に入れないことです。例えば、ダニやハウスダストが原因の場合は、掃除や洗濯によって部屋の中や布団を清潔に保ちましょう。花粉が原因の場合は、花粉の飛散が増える季節の不要な外出を控え、もし外出する際はマスクを着用しましょう。

普段の生活で対処してもアレルギー性鼻炎の症状が見られる場合は、病院で内服薬を処方してもらいましょう。6歳以上の子どもであれば、鼻の粘膜を縮小させてアレルギー反応を起こしにくくするアルゴンプラズマ療法などの手術を受けることもできます。

子どもに鼻を触ることが多くなるなどの気になる症状が見られたら、早めに小児科や耳鼻咽喉科を受診し、アレルギー性鼻炎の検査を受けましょう。ダニやハウスダストといったアレルギーを引き起こす物質をできるだけ排除するなど、子どもにアレルギー反応が起こらない環境をつくることが大切です。


2017/06/21

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