皮膚

生まれつき見られる茶色いあざ・扁平母斑は治療可能?

生まれつき見られる茶色いあざの多くは、扁平母斑と呼ばれるものです。扁平母斑自体が悪性化するということはほぼありません。しかし、ただの扁平母斑ではなく、レックリングハウゼン病による茶色いあざである可能性もないとはいえないため、気になる場合は一度病院で診察を受けることをおすすめします。

扁平母斑の原因・症状は?

扁平母斑は、皮膚に隆起のない茶色いあざができます。ミルクを加えたコーヒーのような色であるため、カフェオレ斑と呼ばれることもあります。生まれつきのものがほとんどですが、思春期になって遅発性扁平母斑として現れてくることもあり、毛も同時に生えてくることが多いです。中でも、肩にできた発毛を伴う遅発性扁平母斑はベッカー母斑と呼ばれます。先天性・遅発性のいずれも通常は悪性化したり合併症を伴う心配はなく、本人が気にならなければ特に治療は必要ありません。

扁平母斑の原因は、皮膚の中であざの原因となるメラニン色素が大量に産生されることで発生するといわれています。また、遅発性のものの場合、長時間強い陽射しに当たっていたことによって発生することもあるといわれています。

扁平母斑の治療は必要?

特に治療をせずそのままでも問題はありません。しかし、外見上気になるのであれば、レーザーでの治療が可能です。種類によっては保険が適用されます。

中にはレーザー治療が有効でない方もいるため、ドライアイス治療や手術療法に切り替えられることもあります。レーザー治療は、先天性の扁平母斑を乳幼児期早期に行う場合や思春期に発生する遅発性扁平母斑の場合は効果を発揮します。しかし、先天性の扁平母斑を大人になってからレーザー治療で治そうとしてもあまり有効でなく、多くの場合再発が認められます。

レックリングハウゼン病とは?

レックリングハウゼン病は、症状として神経線維腫とカフェオレ斑が多く認められる遺伝性の難病です。子どもで5mm以上、大人で15mm以上のあざが6個以上見られる場合はレックリンハウゼン病である可能性があるといわれています。神経線維腫とは、思春期前後に体の様々部分にできる数mm~数10cmの皮下腫瘤のことです。以上の2つが見られた場合、レックリングハウゼン病であると診断を受けることが多いです。

<参考元>
日本形成外科学会


2017/05/27

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