皮膚

子どもに多い突発性じんま疹について

突然皮膚の一部が腫れ上がるじんま疹は、子どもから高齢者まで年齢を問わず発生する病気です。症状の現れ方は様々ですが、子どもに発生する場合はいくつかの特徴があります。今回は子どものじんま疹について解説します。

15%の人が経験するじんま疹

じんま疹は皮膚の一部が突然赤く腫れ上がる膨疹(ぼうしん)が発生し、時間の経過と共に消失する病気です。痒みを伴う場合が多く、一度現れても数時間以内に消失する場合が殆どです。しかし、中には1日症状が消えないこともあります。

膨疹のサイズは約1mmの小さいものから手足全体に大きく広がるものもあり、形も様々で円形や楕円形、線状、地図状、花びら状等があります。15~20%の人は、1度はじんま疹を経験すると言われています。じんま疹は発症要因により、主に以下の種類に分類されます。

(1)特発性じんま疹
原因不明のじんま疹です。じんま疹のほとんどが、特発性じんま疹と言われています。症状の現れ方も様々で、一度出現しただけで症状が治まったり、出現と消失を繰り返したりします。また、いつも同じ場所に現れたり、全く違う場所に次々と現れたりします。

(2)刺激誘発型じんま疹
ある特定の刺激や条件が生じた場合に起こるじんま疹です。通常、数時間で消失します。

◆アレルギー性じんま疹
◆食物依存性運動誘発アナフィラキシー
◆非アレルギー性じんま疹
◆アスピリンじんま疹
◆物理性じんま疹
◆コリン性じんま疹
◆接触じんま疹

子どもに好発するじんま疹の主な症状

年齢を問わず発生するじんま疹ですが、子どもの場合は特発性じんま疹が多いです。特発性じんま疹は原因が特定出来ないものを言いますが、以下の事項と関わりがあると考えられています。

◆疲労
◆ストレス
◆風邪やインフルエンザ等の感染症
◆虫刺され等のかぶれ
◆敏感肌
◆乾燥肌

また、特発性じんま疹以外でも、以下のじんま疹が起こることがあります。

1.寒冷じんま疹…プールに入った直後や冷たいものを飲んだり食べたりした際に発生します。
2.温熱じんま疹…寒い時期に屋外と室内の寒暖差を感じた場合や、カイロ等で急に温めた場合に発生します。
3.日光じんま疹…強い日差しを浴びた際に発生します。
4.アレルギー性じんま疹…特定の食べ物や薬、植物に関わるアレルギー反応が原因で発生します。

内服薬による治療が一般的

じんま疹の治療には、抗ヒスタミン剤の内服が有効です。抗ヒスタミン剤を飲んでも痒みを伴う場合は、じんま疹が発生している部分を冷やすことで軽減出来ます。

<参考URL>
日本皮膚科学会


2017/06/24

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