皮膚

子どもがとびひになったら…日常生活のポイント

虫刺されやあせもを掻きむしると化膿し、全身に広がることがあります。これがとびひです。とびひは子どもに多く発生する皮膚感染症の一つです。今回は、子どもがとびひになった場合の対処法について解説します。

とびひとは?

とびひは虫刺されや汗疹等を掻いたり、小さな傷口から皮膚の表面に存在している常在菌が傷口から体内に入り込むことで発生します。とびひの原因となる主な常在菌は、黄色ブドウ球菌と化膿連鎖球菌の2種類があります。

(1)黄色ブドウ球菌
水膨れから始まる一般的なとびひは、黄色ブドウ球菌が原因です。とびひを始めとした皮膚感染症の原因菌として知られており、夏に多く発生するとびひの原因の多くを占めます。。

(2)化膿連鎖球菌
かさぶたが発生するとびひは、化膿連鎖球菌が原因の可能性があります。腎炎を合併症として発症することもあるため注意が必要です。

とびひの治療は、原因菌に直接作用する抗菌薬を投与します。痒みがある場合は、痒み止めを併用することもあります。痒みや炎症を抑えるために使用される主な薬は、以下の通りです。

◆抗ヒスタミン薬
出てしまったアレルギー物質を無効化する働きがあります。

◆抗アレルギー剤
アレルギーの初期反応である細胞からアレルギー物質が出るのを防ぎます。

◆亜鉛華軟膏
患部を保護し、炎症をやわらげる効果があります。また、患部の浸出液を吸収し乾燥させる働きもします。

幼稚園や学校でプールに入るのは控えましょう

とびひは、皮膚を介して感染する可能性があります。幼稚園や学校に行く場合は患部をガーゼ等で覆い、とびひが他の子どもに触れないようにしましょう。

また、プールに入ると症状が悪化したり、他の子どもに移ったりする可能性があるので入水は控えてください。幼稚園や学校によっては制限を設けている場合もあるため、詳しくは担任の先生や医師の指示に従いましょう。

とびひの予防法

とびひに感染しないようにするには、皮膚を清潔に保つことが大切です。手をよく洗い、爪は伸ばさずこまめに切りましょう。鼻をほじる子どもがよくいますが、鼻の穴の中には黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌が多く存在しています。鼻をほじった手で身体を掻きむしると、とびひにかかる可能性があるので注意しましょう。


2017/06/25

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