長引く咳に要注意、子どもの喘息で気をつけること

近年、喘息を患う子どもが増えていると言われています。喘息と一言で言っても複数の種類があり、「日常生活中では症状がみられないのに実は喘息だった」ということもあります。今回は、喘息の種類やそれぞれの症状、予防方法について解説します。

喘息にも種類がある

喘息は、空気の通り道である気管支が常に炎症を起こしている状態です。炎症を起こしている気管支は大変敏感なため、健康な人なら特に異常も起こらないホコリなどの刺激も喘息発作の引き金となります。

一般的に喘息と呼ばれていますが、原因によって大きく2種類に分けられます。

1つ目は、アレルギーが関係するアトピー型喘息です。ホコリや花粉、ダニ、カビ、その他アレルゲン(アレルギーを起こす原因物質)が体内に入り込んでアレルギー反応を起こすことで起こります。アトピー型喘息の場合、アレルゲンが特定できていれば予防も可能です。

2つ目は、アレルギーが関係しない非アトピー型喘息です。アトピー型喘息のようにアレルゲンが特定できないため、どのような状況で喘息発作が起きたのか注意することが必要となります。非アトピー型喘息には、運動もきっかけに発作が起こる運動性誘発喘息も含まれます。運動により呼吸の回数が増えると、たくさんの冷たく乾燥した空気が気道を冷やして気道の粘膜を刺激します。その結果、気道がむくみ気道が狭くなります。そのため、冬のスポーツに多くみられます。

喘息も予防可能?

先ほども触れたように、喘息は気管支が炎症を起こすことで発症します。様々な原因が考えられますが、特に大切なのは空気をできる限りきれいに保つことでしょう。

特に日本のような気候(気温・湿度)は、ダニが繁殖しやすいといわれています。こまめに念入りに掃除するだけではなく、寝具をきちんと乾燥させる、日光に当てることを心がけましょう。

また、タバコの煙や動物の毛も喘息の大敵です。室内ではタバコを吸わない(できれば禁煙)、動物の毛はしっかり処理するといった対応が必要です。

マイコプラズマ肺炎にも要注意

喘息により気管支などが炎症を起こした状態で更にマイコプラズマ肺炎を患うと、咳が悪化したり喘息発作を起こす引き金となる可能性もあります。

また、喘息の子どもが服用することの多い気管支拡張作用のある薬は、マイコプラズマに効果的な気道の過分泌を抑え,抗炎症作用がある抗生剤と相互作用し副作用を起こす可能性もあるため注意が必要です。

まとめ

アレルゲンが特定できている場合は、アレルゲンをきちんと除去しておけば発作を起こすリスクも下がります。快適に過ごせる生活環境づくりに努めましょう。アレルゲンが特定できていない場合も、発作を起こさないための環境づくりは大切です。できるだけ空気を清潔に保ち、少しでも気管支への刺激を軽減しましょう。


2017/06/27

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