手首

2017/05/29

子どもにガングリオンができたときの対処法

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子どもにガングリオンができたときの対処法

主に手の関節周りに発生するしこりの一つに、ガングリオンが挙げられます。ガングリオンはゼリー状の液体が詰まったしこりのことをいいます。硬いものから柔らかいものまであるため、内容物を確認するまではガングリオンと断定できない場合もあります。今回は、ガングリオンの症状と対処法について解説します。

ガングリオンとは?

中にゼリー状の液体が詰まったしこりのことを、ガングリオンといいます。ガングリオンは、主に以下の軟骨組織のそばに発生します。

◆全身の関節周り
◆腱の周り
◆膝の半月板
◆脊椎の椎間板など

特に頻発するのは、手の関節周りです。手の中でも親指側の手の平側の手首や、ばね指が発生する指の付け根にできやすいです。腫瘤のサイズは米粒からピンポン玉程度である場合が多く、若い女性によく見られます。子どもや高齢者の方に起こる場合もあります。

ガングリオンは腫瘤の一つですが、痛みを伴うことは少ないといわれています。しかし、ガングリオンが神経や血管近くに発生すると、痺れやむくみ等の症状が現れることもあります。原因不明の痛みが手の関節周りで発生した場合、詳しい検査をしてみた結果、ガングリオンが発見されることもあります。

関節周辺にできたガングリオンは、関節にある関節液という組織液が関節とつながる袋状の組織に溜まることで発生するという意見があるものの、まだはっきりとした原因は解明されていません。また、ガングリオンが発生したあと激しい動きをすると腫瘤が大きくなるともいわれていますが、こちらも関連があるとは断言できないようです。

痛みがない場合は少し様子を見て

ガングリオンは、痛みを伴わない場合放置していても特に問題はありません。しかし、ガングリオン以外のしこりの可能性も否定できないため、気になるしこりを見つけたら一度診断を受けるために整形外科を受診しましょう。

しこりに注射針を刺し、中身を吸引した時にゼリー状の液体が出てくる場合はガングリオンと診断されます。しこりが小さい場合はこの方法では判断できないため、MRIや超音波検査の結果を見て診断することもあります。

しこりが大きくなる場合や痛みが強い場合、神経の近くに発生して運動障害などの神経症状が出ている場合は治療が必要です。ガングリオンの治療はゼリー状の内容物を注射器で吸引したり、ガングリオンに直接力を加え押し潰して治療します。

ガングリオンは、軟骨組織付近に発生する原因不明のしこりです。ガングリオンと断定できる場合は治療の必要がありませんが、他の症状の可能性もあるためしこりが発生したら一度整形外科を受診しましょう。


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