成長期の子どもにみられるペルテス病の症状と治療

ペルテス病は子どもにみられることが多い病気で、治療を怠ると骨頭が変形し、変形性股関節症を引き起こすことがあります。治療法には装具の利用や外科手術などがあり、年齢やライフスタイルなどを考慮したうえで選択されます。今回は、成長期の子どもにみられるペルテス病の症状と治療について詳しく解説します。

ペルテス病とは

ペルテス病は、骨頭への血流が障害されることで骨頭が壊死する病気です。太ももの骨である大腿骨と股関節が繋がる部分のことを骨頭といいます。治療を怠ると、上半身の重みにより骨頭が変形します。変形してから治療を開始しても、元の形に戻すことはできません。そのため、骨頭が変形する前に発見して適切な治療を受けることが大切です。

ペルテス病の原因と発症年齢

ペルテス病の原因は解明されていません。感染症や内分泌障害、遺伝、受動喫煙など様々な説があります。3歳~12歳の子どもにみられ、特に6歳~7歳の男児が発症しやすいといわれています。

ペルテス病の症状

ペルテス病を発症すると、股関節を開いた時に痛みが生じたり、股関節の内外にねじったときに疼痛や制限が起こることがあります。また、膝に痛みが生じることもあります。

ペルテス病の治療

ペルテス病の治療は、骨頭の壊死した部分の再生と修復を目的として行います。骨が再生される際には骨の強度が低下するため、治療中に骨頭に負荷をかけると変形する恐れがあります。そのため、治療中はできるだけ負担をかけないように過ごす必要があります。

ペルテス病の治療には、装具を利用して症状の悪化を防ぐ保存的な方法と外科手術があります。患者の年齢や病態、ライフスタイルなど様々な項目を総合的に見て治療法を選択します。ペルテス病を10歳以降に発症すると、骨頭の変形が残りやすいといわれています。また、壮年期(40~64歳頃)になってから変形性股関節症が起こる場合があります。

参考:
福岡記念病院


2017/06/03

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