歩き方がおかしくなる偏平足

偏平足では、土踏まずが無いためにべた足になります。土踏まずが無いと、足の裏全体が床に着くため、歩く度にベタベタと音が鳴ります。症状に応じて矯正が必要になります。今回は、子どもの偏平足の症状と治療法について解説します。

偏平足とは

足の裏にあるアーチ(土踏まず)が無い状態の足のことを、偏平足といいます。また、土踏まずが無い上にかかとの骨が外側に反っている状態のことを外反偏平足といいます。重症の場合、足の外側が床に着かなくなることがあります。偏平足には、体重をかけている時にのみ土踏まずが無くなる場合と、体重をかけていなくても土踏まずが無い場合があります。

偏平足には、遺伝的要因などにより土踏まずが形成されなくなる先天性と、脚の骨折などで骨格が変形した場合に起こる後天性があります。

偏平足の症状

次のような症状が現れる場合がありますが、足の変形以外は特に症状が現れないことが多いようです。

(1)転倒しやすい
(2)疲れやすい
(3)足が痛む
(4)上手く歩けなくなる

偏平足の治療

体重をかけた時にのみ土踏まずが無くなる偏平足は、3~4歳頃までに自然に治ることが多いです。治らない場合は、足のアーチを作る足底挿板や治療靴などを使用します。これらの治療法でも偏平足が改善しない場合は、手術を検討します。

アーチを作る方法は様々あり足の指を意識的に動かす運動療法が適用されることがあります。足の指でグーチョキパーをして、筋肉を意識的に動かします。タオルを引き寄せたりビー玉を足の指で挟み、持ち上げるなどの運動を行うこともあります。

体重をかけていなくても土踏まずが無くなる偏平足は、足首にある体の前後左右のバランスに関係する距骨と繋がる舟状骨が上方へと脱臼する先天性垂直距骨などの骨格系の異常や神経系の異常などが原因の場合があります。これらの病気の有無を確認するために精密検査をし、必要であれば手術を行います。

<まとめ>
偏平足とは、土踏まずが無い状態の足のことを指します。体重をかけている時だけ土踏まずが無くなる場合は、運動療法などを行いつつ自然に治るのを待ちます。3~4歳頃までに治らない場合は、治療靴や足底挿板などを用いることがあります。土踏まずに気になる点があれば一度整形外科を受診してみましょう。


2017/06/04

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