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子どもの猩紅熱

猩紅熱は溶連菌による感染症の1つで、発熱や咽頭痛、発疹などの症状が現れます。1~3歳の子どもが発症すると、発疹などの症状が現れない場合があります。今回は、子どもの猩紅熱の原因と症状について解説します。

猩紅熱とは

猩紅熱はA群溶血性レンサ球菌による感染症の1つです。主に学童期の子どもにみられることが多いです。年間を通じて発症する可能性があり、特に初冬や1~3月中旬、5~6月に発症することが多いです。

感染者の咳やくしゃみに含まれている溶連菌が喉に感染すると発症します。手を介して感染することもあるため、手洗いうがいの習慣が予防につながります。

猩紅熱の症状

潜伏期間は2~5日であり、発症後は39℃以上の高熱や喉の痛み、喉の腫れなどの症状が現れます。そして、12~24時間後に点状の赤い小さな発疹が現れます。発疹は、脇の下や太ももなどから現れることが多いです。発疹が現れた部位は、約1週間後に皮が剥け始め、更に2週間後には全身の皮が剥け始めます。1~3歳ではこれら典型的な発疹が現れることなく、微熱や咽頭炎、中耳炎、副鼻腔炎などに伴う症状しか現れないこともあります。

猩紅熱の診断と治療

猩紅熱は、喉に付着した唾液や菌を採取して培養する検査で診断できます。猩紅熱の治療では、ペニシリン系抗生物質が用いられます。ペニシリン系抗生物質に対してアレルギーがある場合は、薬を変更します。抗生物質の内服から1~2日で解熱し始め、約1週間後には喉の痛みも治まることが多いです。抗生物質の服用を自己判断でやめると、合併症を引き起こす恐れがあります。また、発疹に伴うかゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬や軟膏が処方されます。

猩紅熱を他人に感染させないよう、うがいと手洗いを行ったり人混みを避けて過ごしましょう。学校への登校可能時期については、明確な決まりがありません。抗生物質を服用してから24時間以上経過しており、かつ熱が下がっていれば登校することが多いようです。


2017/06/04

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