気管

子どもにも起こる急性気管支炎の症状と治療法とは?

気管支に炎症が起こることで発症する急性気管支炎。急性気管支炎は、年齢に関係なく誰にでも起こる病気です。もし子どもに痰の絡んだ咳などの症状が見られたら、すぐに小児科を受診し適切な治療を受けましょう。今回は、急性気管支炎の症状と治療法について解説します。

急性気管支炎とは

呼吸して吸い込んだ空気は、気管を通って肺へと送られます。気管が左右の肺に枝分かれした部分を気管支といい、気管支に炎症が起きた状態のことを気管支炎といいます。

気管支炎には、急性のものと症状が長期間にわたる慢性のものがあります。このうち急性気管支炎は、主にウイルスの感染によって起こります。

急性気管支炎の症状

原因となるウイルスが体内に侵入すると、鼻水やのどの痛み、乾いた咳などの症状が現れます。そして病原体の感染が気管支の方にまで進んでくると、気管支炎が起こります。気管支炎になると、次のような症状が現れます。

・発熱
・痰の絡んだような咳
・激しい咳による腹部の筋肉痛
・食欲不振

小さな子どもの場合は、元々気管支が細いため、呼吸の際に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴がすることもあります。

急性気管支炎はどのように治療する?

ウイルスが原因となる急性気管支炎に特異的に効く薬は存在しません。そのため、急性気管支炎の治療は原因となるウイルスそのものに対して行うのではなく、咳や痰などの症状に対する対症療法を行います。一般的に処方されるのは、咳止めや痰の切れを良くする薬です。咳止めは薬局などでも販売されていますが、市販の咳止めを使用すると痰が出にくくなります。そうすると病原体の排出が妨げられ、治るのが遅くなることもあります。薬は医師に処方されたものを使用しましょう。

ウイルスの感染による急性気管支炎は、正しい治療を行えば1週間から10日程度で治ります。しかし、一度熱が下がったのに再び発熱が起こる場合や熱がなかなか下がらない場合、細菌が感染していることも疑われます。細菌に感染している場合は、抗生物質を用いて治療を行います。

咳を抑えるためには、気温の変化や乾燥を防ぐことが必要です。子どもが急性気管支炎になったら、以下のことに気を付けましょう。

・室温は一定に保つ
・加湿器を使用して部屋の湿度を適度に保つ
・喫煙を控えるなど、部屋の空気をきれいに保つ
・水分補給をしっかりと行う

また、子どもが寝ているときに激しい咳で苦しんでいたら、上半身を起こしてあげると痰が出やすく楽になることがあります。


2017/06/07

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