ストレスや暴飲暴食により起こる消化性潰瘍

ストレスや暴飲暴食などにより、消化性潰瘍のリスクが高まります。今回は、子どもに起こる可能性がある消化性潰瘍の症状と発症の要因について解説します。

消化性潰瘍とは

潰瘍とは、胃や十二指腸などの消化管の表面の粘膜に慢性的な炎症が起こり、粘膜が欠けて無くなった状態のことを指します。また、胃酸や消化酵素が原因で潰瘍が生じることもあります。胃に生じる潰瘍を胃潰瘍、十二指腸に生じる潰瘍を十二指腸潰瘍といい、消化性潰瘍はこれらの総称です。

消化性潰瘍の症状

胃潰瘍の場合は、食後に心窩部の痛み(胃痛)や吐き気、嘔吐、胃酸の逆流などが起こります。十二指腸潰瘍は空腹時に腹痛が起こり、食後は軽快することが多いです。消化性潰瘍が悪化すると患部から出血し、慢性化することで貧血になることがあります。急性の出血では、吐血や下血などがみられます。子どもに不機嫌な様子や食後や空腹時にお腹を痛がる様子が繰り返される場合は、病院を受診することをオススメします。

消化性潰瘍の予防

次のような要因により、消化性潰瘍のリスクが高まります。

(1)暴飲暴食 胃酸が多量に分泌され、胃の粘膜を破壊します。

(2)疲労の蓄積によるストレス ストレスが原因で、胃潰瘍のリスクが高まります。

消化性潰瘍の治療

消化性潰瘍の治療では、潰瘍を生じさせる要因を取り除き、胃酸の分泌を促進させたり胃の粘膜を保護する薬を使用します。胃の粘膜を保護する薬には、胃の粘膜の分泌や血流を促進させる作用があります。基本的に薬物療法で完治しますが、出血が多い場合は内視鏡を用いて止血処置を行うことがあります。治療中は胃酸の分泌を促進させる酸味が強い食品や炭酸飲料、香辛料などの摂取は控えましょう。

<まとめ>
消化性潰瘍を起こすと、食後や空腹時に腹痛が起こります。潰瘍が生じている消化管により、痛みが起こるタイミングが異なります。子どもが空腹時や食後にのみ不機嫌になる場合は、消化性潰瘍を疑い一度受診してみましょう。

参考元:
MSDマニュアル家庭版


2017/06/12

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