アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の症状はほとんど出ていないけど…治療はいつ終わる?

アトピー性皮膚炎は何をもって完治となるのでしょうか。症状がほとんど現れていない場合、治療はいつ終了となるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

1歳児のママからの相談:「アトピー性皮膚炎の治療はいつ終わる?」

赤ちゃんの頃から乳児性湿疹が酷かった娘が、1歳2カ月の時に血液検査でアトピー性皮膚炎と診断されました。卵アレルギーと乳製品アレルギーでした。現在症状はほとんどなく、ステロイド剤と保湿剤を塗布する治療を続けています。炎症がない場合、いつ完治と判断されるのでしょうか。医師からは「絶対に治る」と言われていますが、最初から症状は重くなくいつまで薬を続けるのか疑問です。ステロイド剤はあまり塗りたくありません。医師に尋ねても明確な答えはありませんでした。(30代・女性)

きっかけがあると繰り返されるアトピー。コントロールすることが大切

アトピー性皮膚炎は、何かのきっかけで繰り返し発症するようです。完治ではなくコントロールするものという意見もありました。

アトピー性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりを繰り返し長期の治療・対策が必要です。治療の目的は、完治というよりも「症状がない、またはあっても軽症で日常生活に支障がなく薬物療法を必要としない・軽度の症状は持続するが、急性に悪化することは稀で悪化しても遷延することはない」と日本皮膚科学会のガイドラインにあります。(看護師)
アトピー性皮膚炎は、季節・環境・生活習慣によって改善と悪化を繰り返します。症状がないように見えても、何かの拍子に症状が再発する場合があります。完治ではなく、症状の再燃・悪化を抑えて症状が出ない状態が継続出来るようコントロールすると表現する医師もいます。(看護師)
改善したからと薬を中断すると、再発する可能性があります。薬は医師の指示に従いましょう。年齢とともに皮膚のバリア機能が強くなって改善しますが、大人になって痒みや発疹が現れることもあります。(看護師)

ゴールは人によりそれぞれ。治療法については医師に相談を

治療のゴールは、人それぞれです。医師に相談し、納得いく方法を見つけましょう。

普段の生活に支障がない、薬が不要になるなど人によって「完治」のゴールは違います。医師の指示に従って治療し、疑問があればセカンドオピニオンを受けるといいでしょう。医師によって治療方針や見解も異なります。信頼できる医師と納得出来る治療法を見つけましょう。(看護師)
主な治療法であるステロイドの外用薬は、症状を抑える対症療法です。ステロイドの長期使用に抵抗がある方もいますが、ステロイドは元々体内にあるホルモンです。子どもには薄い濃度のものを使うため、医師の指示通りなら問題ないでしょう。(看護師)
医師の方針にもよりますが、ステロイドは1日1回~隔日投与で再燃がないことを確認しながら減量するか、ステロイドを含まない薬に替えていきます。ステロイドを使用しなくても症状がなくなるかどうかについては、個々の症例により異なります。(看護師)

治療のゴールは人それぞれのようです。信頼できる医師と納得出来る治療法を見つけ、根気強く治療していきましょう。


2017/06/05

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