アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は遺伝する?遺伝を防ぐ方法はある?

親のアトピー性皮膚炎は、子どもに遺伝するのでしょうか。妊娠中に気をつけることで、我が子がアトピー性皮膚炎になりにくい方法はあるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

生後10カ月の子どものママからの相談:「母親がアトピー性皮膚炎だと、子どももアトピー性皮膚炎になりますか?」

10カ月の息子がいます。母親の私にアトピー性皮膚炎があり、妊娠中から子どももアトピー性皮膚炎だったらどうしようと思っていました。誕生後、やはり顔や腕・足がカサカサしていて痒そうでした。これは遺伝でしょうか?次の子を妊娠した時は、アトピー性皮膚炎になって欲しくないです。妊娠中に気をつければ、子どもがアトピー性皮膚炎になりにくい方法があれば知りたいです。私は大人になり症状が軽くなりましたが、アトピー性皮膚炎は完全に治るのでしょうか。(20代・女性)

親の体質を受け継いで起こることも

アトピー性皮膚炎は、直接遺伝する訳ではなく親の体質が遺伝することで起こる可能性があるようです。

アトピー性皮膚炎を発症する原因は、よく分かっていません。皮膚にアレルギー源が侵入し、アレルギー性の炎症が起こることで発症するともいわれています。厳密にいうと、アレルギー源に対して身体の中の「IgE抗体」が過剰に産生されて炎症を起こすために起こります。なお、IgE抗体が過剰に産生される体質のことを「アトピー」といい、この体質をもとにして発症する皮膚炎のことを「アトピー性性皮膚炎」と呼びます。(看護師)
アトピー性皮膚炎は、直接遺伝するわけではありません。両親がアレルギー体質である場合、体質が子どもに遺伝することでアトピー性皮膚炎になる可能性があるといわれます。(看護師)
アトピーの原因の一つに、遺伝があるともいわれているようです。アトピーに限らず親がアレルギー体質の場合は、子どもも何らかのアレルギー体質を持って産まれる可能性が高くなります。(看護師)

腸内環境を整え、和食中心の食事を。

子どもの頃にアトピーを発症しても、成長とともに改善することもあるようです。まずは、アレルゲンになりうるものに対して予防しましょう。

妊娠中は、添加物を多く含む食品は避けてバランス良い食生活を心掛けましょう。赤ちゃんが生まれたら、赤ちゃんの肌の保湿を心掛け、ダニやホコリなどのアレルゲンを近づけないようにしましょう。症状にも個人差がありますので大人になって全ての人が完治するとは断言出来ませんが、小さいうちから予防対策することが大切です。(看護師)
母親が策を講じても、完全に子どものアトピー性皮膚炎を予防することは難しいです。それよりも情報に左右されて偏食したり、ストレスを受けることがないようにしましょう。子どもの頃にアトピー性皮膚炎を発症しても、改善と悪化を繰り返しながら年齢とともに改善することが多いです。医師の指示に従い、しっかり治療しましょう。(看護師)
諸説ありますが、妊娠中から赤ちゃんの腸内環境を整えてあげるとアトピーを予防出来るともいわれます。妊娠中は和食中心の食事で、乳酸菌やオリゴ糖を摂りましょう。便秘を解消し善玉菌を増やして腸内環境を整えるため、母体にとっても良い効果があります。(看護師)

親のアレルギー体質を受け継ぐことで、アトピー性皮膚炎になる可能性があるようです。しかし、相談者さんのように成長とともに改善することもあります。また、アレルゲンを近づけない努力をしたり、バランスの良い食生活を心掛けて出来得る予防を行いましょう。


2017/06/06

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