調査・アンケート

雪印ビーンスターク『第71回日本栄養・食糧学会』にて学術発表を実施

テーマは「日本人の母乳中ビタミンD濃度」

雪印ビーンスターク株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:平田 公孝)は、雪印メグミルク株式会社と共同で第3回「全国母乳調査」を実施。これらの研究の一環として大阪樟蔭女子大学との共同研究により最近の日本人の母乳中ビタミンD濃度を調査しました。また5月19日より沖縄コンベンションセンターで開催された『第71回日本栄養・食糧学会』にて研究成果「母乳中ビタミンD、25-ヒドロキシビタミンD濃度の地域、季節間比較調査」の学術発表を実施しました。

研究発表内容の要約

【背景】

近年、母乳栄養児でのビタミンD不足は国際的に課題となっています。一方、食生活や生活習慣の変化による授乳婦のビタミンD栄養の低下は自身の骨代謝に影響するだけでなく母乳中ビタミンD濃度の低下にもつながります。またビタミンDは食事から摂取されるだけでなく日光の紫外線により皮膚でも産生されるため母乳中ビタミンD濃度には「地域、季節間差」がある可能性がありますがこれらを確認する研究は不足しています。

☆今回の研究では母乳中ビタミンD濃度と地域・季節・生活スタイルの関係を明らかにするだけでなく1989年に実施した「第2回全国母乳調査」で収集した母乳中のビタミンD濃度との比較をしました。

【方法】

①九州・関東・北海道地区の授乳婦52名を対象とし、産後3~4か月の母乳を収集。②経年変化を比較するために1989年の夏・冬に収集した産後3~4か月のプール母乳を用いました。③母乳中ビタミンD濃度として、ビタミンD2/D3 (D2/D3)および25-ヒドロキシビタミンD2/D3(25-D2/D3)をLC-MS/MS法で測定。④対象の授乳婦には、生活スタイル調査として食事調査(BDHQ)および日光曝露に関する調査を実施。

◆結果および考察

①現在(2016年)に収集した母乳の季節間比較では、夏にD3系濃度が高く母乳中25-D3濃度に有意差が認められました。②食事からのビタミンD摂取量と母乳中ビタミンD濃度に有意な関係は認められませんでした。③外出時間と母乳中D3濃度に有意な正の相関が見られ母乳中D3濃度は地域間差よりも季節や外出時間の影響を強く受けると判断されました。

【経年変化】

1989年に収集した母乳に比べて現在の母乳中D3、25-D3濃度は共に低く、経年的なビタミンD栄養状態の低下が母乳中ビタミンD濃度低下にも寄与した可能性が考えられました。

※図解による詳しい「母乳中ビタミンD3と、25-D3濃度の経年比較」は
下の「参考サイト」のリンク先にて確認出来ます。

【第71回日本栄養・食糧学会大会発表 概要】

演題名:母乳中ビタミンDおよび25-ヒドロキシビタミンD濃度の地域および季節間比較調査

発表日時:2017年5月19日(金)~21日(日)(ポスター発表)
会場:沖縄コンベンションセンター (沖縄県宜野湾市真志喜4-3-1)

発表者:①(大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 健康栄養学科 公衆衛生学研究室):津川尚子、小笠原帆南、植嶋笑子、豊村紗世、檜谷里菜。②(雪印ビーンスターク株式会社 商品開発部)中島彰伸、小林 俊二郎、中埜 拓) 。※ 演者は津川尚子。

参考サイト

雪印ビーンスターク株式会社
PR TIMES プレスリリース


2017/06/06

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

ニュース編集部