おたふく風邪

男の子はおたふく風邪の高熱で将来不妊につながるの?

10カ月の男の子について、今おたふく風邪にかかり高熱が出ると将来不妊になるのではという相談が寄せられました。また、専門的に「高熱」とは何℃なのかも知りたいようです。

生後10カ月の子どものママからの相談:「男の子はおたふく風邪にかかると不妊になるのでしょうか?」

10カ月の息子がいます。男の子はおたふく風邪にかかって高熱が出ると精巣や精子の機能が悪くなり、将来不妊につながると聞いたことがありますが本当なのでしょうか?息子はまだ予防接種が可能な時期ではなく幼稚園生の娘もいるため、娘がおたふく風邪の菌をもって帰ってこないかとヒヤヒヤしています。また、二人とも発熱すると40℃近くまで熱が上がります。高熱とは、何℃以上のことを指しているのかも知りたいです。(30代・女性)

思春期以降に感染すると不妊になるリスクが

睾丸は高熱に弱いのですが、おたふく風邪に限らず感染症に伴う高熱そのもので不妊になる心配はなさそうです。しかし、思春期以降におたふく風邪に感染すると無精子症につながるリスクがあり、不妊になることがあるようです。

子どもの流行性耳下腺炎(通称おたふく風邪)ですが、心配されている不妊につながるのは思春期以降に感染した場合に多いようです。小さいお子さんの場合は、そういったケースは稀といわれています。(看護師)
睾丸が高熱に弱いというのは確かです。15歳以上の男性がおたふくのウイルスに感染すると、睾丸炎を発症する場合があるといわれています。しかし、多くの場合が片側だけであり、稀ではありますが左右の睾丸がダメージを受けて無精子症になるのは不妊症の原因として挙げられることもあります。(看護師)

医療的に高熱は38.0℃以上

医療的には、高熱の基準は38.0℃とのことです。しかし、平熱が高い子どももいるなど個人差が大きいため、実際に子どもの状態を観察して受診の要否を決定するようアドバイスがありました。

38℃以上を高熱としています。40℃となるとかなりの高熱ですが、お子さんの場合は38℃の高熱であっても元気であれば受診の緊急性はありません。食事が摂れない、水分が摂れない、いつもと比べてぐったりしている場合は、脱水症になってしまうため受診してください。予防接種が可能な時期になったら、おたふく風邪の予防接種を行いましょう。(看護師)
一般的には、37.5℃からを発熱と判断し38℃以上を高熱と判断します。体温の数字だけでなく、お子さんの状態で判断してください。(看護師)

男の子は、思春期以降におたふく風邪に罹患すると不妊につながることがあります。小さい子どもの場合は、影響を心配する必要はないようです。医療的に高熱とは38.0℃以上のことを指しますが、実際の子どもの様子をよく観察することが大切です。


2017/06/10

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