おたふく風邪

おたふく風邪の予防接種の効き目はどれくらい?

ムンプウィルスに感染して発症するおたふく風邪は、子どもがかかりやすい代表的な病気の一つです。ワクチン接種で予防するのが一般的ですが、予防接種には一体どれくらいの効力があるのでしょうか。

4歳児のママからの相談:「おたふく風邪の予防接種は、どれくらい効き目がありますか」

4歳の我が子は、最近毎週のように様々なワクチンを接種しています。おたふく風邪は大人になってからかかると重症になると聞き、早いうちからワクチン接種してきました。しかし、予防接種を受けた当日と翌日に観察していると、接種当日はいつもぐったりとして機嫌が悪くなります。病気を予防するためと思って頑張っていますが、実際はワクチンを注射したことでどの程度おたふく風邪を予防出来るものなのでしょうか?注射の副作用についても心配です。(30代・女性)

おたふく風邪ワクチンの有効率とメリット

耳の下から顎辺りの腫れが特徴的なおたふく風邪ですが、予防接種を受けておくとどれくらいの割合で予防出来るのでしょうか。感染のリスクや予防接種のメリットも併せて、専門家が答えています。

おたふく風邪のワクチンの有効率は、保育園や幼稚園の時期では90~95%程と非常に高いことが知られています。(小児科専門医)
おたふく風邪(ムンプス)のワクチンの有効率は比較的高く、9割以上が免疫を獲得出来ます。基本的にワクチンというのは、リスクとベネフィットを比べてベネフィットが上回るために接種することが推奨されています。(医師)
予防接種を受けたお子さんは、仮におたふく風邪に罹患したとしても症状が軽く済みやすく重篤な合併症(無菌性髄膜炎や精巣炎など)を発症しにくいことが判っています。(小児科専門医)
免疫がついていれば、仮におたふく風邪のウィルスが身体に侵入したとしても症状が重症化することはあまりありません。ただし、大きくなってからおたふく風邪にかかると重症化することがありますし、精巣炎を起こして不妊の原因になることもあります。何か困った症状が出た場合は、速やかに医療機関に相談しましょう。(医師)

接種回数と接種後の注意について

予防接種を受けておくとかなりの確率で抗体ができ、おたふく風邪を予防することが出来るようです。ただし、予防接種回数や接種後の副作用について注意点があります。

2017年現在、小児科学会は予防効果を最大限に期待するために1歳及び就学前の2回接種するように推奨しています。(小児科専門医)
予防接種を受けた当日と翌日に注意を払っていらっしゃったとのことですが、おたふく風邪のワクチンの場合は、接種後2週間ほど経過してから副作用(耳下腺の腫れや頭痛など)が出現する場合があります。出現頻度は非常に低いですが、予防接種による副作用が疑われる場合は、念のためかかりつけの病院を受診してください。(小児科専門医)

2回の予防接種でほとんど予防出来るようですが、100%予防出来るわけではないようです。副作用と思われる症状が出る場合もあるので、予防接種後2週間程度はしっかりと様子を見ましょう。


2017/06/10

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