溶連菌

溶連菌感染が原因?尿にたんぱくが出るのは異常なこと?

溶連菌感染症に感染すると、薬を全て服用し終わった後に再度病院で検査を受けるよう指示されることがあるようです。子どもが溶連菌に感染しその後の尿検査でたんぱくが認められたという相談に対し、専門家達は何と答えているでしょうか。

5歳児のママからの相談:「溶連菌治療後の尿検査でたんぱくが出て、再検査と言われました」

5歳の息子が溶連菌に感染しました。小児科では薬が処方され、全て飲み切った10日後に尿検査をしましょうと言われました。溶連菌が原因で稀に腎臓を悪くする子どもがいるからという理由でしたが、後日息子の尿を採って小児科へ行くと尿にたんぱくが出ているため再検査をしましょうと言われました。先生の話では、前日にお肉を食べすぎたり暴れ回ったりすると尿にたんぱくが混じることがあるそうですが、少し不安です。大丈夫なのでしょうか?(40代・女性)

溶連菌と関連した腎臓の病気について

溶連菌と関連した腎臓の合併症に、急性糸球体腎炎と呼ばれるものがあります。初期症状として尿に微量な血液が混じることがあるため、念のために尿検査をする医師もいるようです。

溶連菌感染症と関連した腎臓の合併症に、「急性糸球体腎炎」と呼ばれるものがあります。初期には、尿検査で初めて判る程度の血尿が認められます。進行すれば蛋白尿が現れることもありますが、初期から蛋白尿を見ることは稀です。(小児科専門医)
小児科の医師は、溶連菌感染に伴う腎機能障害を早期に発見するために検査をしたと思われます。むくみが出たりおしっこの回数が極端に減らなければ、経過を見て問題ないでしょう。水分をしっかり摂って様子を観察し、体調に不安を感じた場合は診察を受けて下さい。(看護師)

尿たんぱくが検出されるのは珍しいことではない

尿からたんぱくが検出されるのは、特に珍しいことではないと専門家は説明しています。疲れやストレスが溜まっていたり、尿を採取する時の体勢によってもたんぱくが検出されることがあるようです。

溶連菌感染症とは全く関係の無い、起立性蛋白尿と呼ばれるものがあります。これは、尿を採取する時の体勢が影響を及ぼして検査上蛋白尿が認められる状態のことです。決して病的な意味合いは無く、むしろ生理的な反応です。お子さんの経過を拝見するとこの起立性蛋白尿ではないかと推測しますが、もちろん1回の検査では判らないこともありますので主治医の指示に従って経過を見ていくのがいいでしょう。(小児科専門医)
検出されたたんぱくは、どの程度だったのでしょうか。尿にたんぱくが出るのは珍しいことではありません。ストレスや疲れが溜まっていると検出されることが多いですが、治療が必要なわけではありません。(看護師)

稀ではありますが、溶連菌が関連した腎疾患を起こすこともあるため、後日尿検査が行われたようです。尿たんぱくは特に珍しい症状ではないようですが、今後の経過を見て心配なことがあればすぐに病院を受診することをお勧めします。


2017/06/14

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