子どもの心

2015/04/23

心配性の子供…親はどう声をかけてあげればよい?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

心配性の子供…親はどう声をかけてあげればよい?

子供の個性はさまざま。心配性の子供にはどう声かけをしたらよいのでしょうか。専門家のみなさんに聞いてみました。

ママからの相談:「娘が心配性です」

5歳の娘は「大丈夫かな」「心配だな」が口癖です。やらせてみると何でもソツなくこなしますが、心配性をなだめるのに毎回苦労します。お姉ちゃんはいろいろ失敗してくるタイプで、下の子にも「失敗してもよいよ」「がんばればよいよ」と応援していますが、どう声かけをしたらいいでしょうか?(30代・女性)

納得がいくまでやらせて。”ガンバレ”はプレッシャーになることも。

子供自身が納得がいくようにさせてあげるのがよいとの声があがりました。ガンバレの言葉は逆効果になることもあるようです。

子供が納得いくまでやらせてください。中途半端に周囲が大丈夫と声をかけても不安でしょう。何事も慎重にやる子供と思って見守りましょう。(産科・婦人科看護師)
「ガンバレ」の声かけは時にプレッシャーを与えます。頑張っているのにさらに頑張れと言われるのは努力が足りないせいだと思い、さらに頑張ろうと無理したり、自分はダメな人間だと追いつめることもあります。うつ病の患者に「ガンバレ」が禁句と言われるのもそのためです。(産科・婦人科看護師)
子供が失敗しても「それでよいのだよ」と今の実力を認めてあげて。子供の考えを否定せず、間違ったら、次はこの方法でやってみようか、と違う方向へ導きましょう。(産科・婦人科看護師)
兄弟、姉妹でも個性があります。「お姉ちゃんはできたのになぜできないの?」「お姉ちゃんならできるのに」と比較したり、お姉ちゃんに対しても「お姉ちゃんだから我慢しなさい」というのは厳禁です。(産科・婦人科看護師)

人生に失敗はない。楽になる考え方で心配の軽減を。

考え方を変えることで心配性が軽くなることも。人生に失敗はなく、すべては学びの機会といえそうです。

大人でも子供でも、何かを心配したり不安に思ったりすることがあるものですが、現時点ではどうにもできない、何もすることがないとあきらめることもあるでしょう。(一般内科看護師)
突然の天災や事故など現実的でないことも心配する人もいますが、現実になる確率を考えるとよいです。例えば航空機事故で死亡する確率は0.0009%。8200年間毎日乗って1度死亡事故に遭う計算です。自動車事故で死亡する確率は0.03%、10,000人中で9,997人が遭遇しません。どちらも現実的ではないことがわかります。 (一般内科看護師)
心配や不安が現実にならないよう今できることは何だろうと子供と一緒に考えて、今できることをすると不安や心配が軽減されるかもしれません。 (一般内科看護師)
アメリカ人の友達は「人生に失敗はない、全ては学ぶべき教訓なんだ」と言っていました。失敗してもよいのです。誰しも、失敗から学んでよりよい人生を築き上げていきます。成功よりも失敗からより多くを学べるものです。(一般内科看護師)

心配しないよう言い聞かせるよりも、心配する気持ちに寄り添うのがよいようです。何事も慎重な子供なんだと見守ってあげましょう。


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