水疱瘡

水ぼうそうの予防接種は必要?定期接種になったのはなぜ?

5歳と3歳の子どものママから、水ぼうそうの予防接種について相談がありました。予防接種の必要性や、定期接種になった理由について知りたいようです。

3歳児のママからの相談:「予防接種を受けるかどうかについて」

5歳と3歳の兄弟がいます。5歳の兄は水ぼうそうにかかりましたが、3歳の弟はまだ感染していません。予防接種を小児科で受けるたびに水ぼうそうの予防接種もして下さいといわれますが、接種した方が良いのか悩んでいます。私たちが子どもの頃は、水ぼうそうの予防接種をしている人は少なかったと思います。水ぼうそうに感染して免疫をつけた方が良いのではないかと思うのですが、予防接種を受けた方が良いのでしょうか。また、水ぼうそうが定期接種になった理由についても知りたいです。(30代・女性)

後遺症や死亡につながることも。定期接種になった理由は…

水ぼうそうは軽い病気ではなく、重症化すると後遺症や死亡につながるリスクもある病気です。

水ぼうそうは皮膚にプツプツが出来る程度の症状で終わることが多いですが、ときに肺炎や脳炎などを発症することもあります。中にはこれらの合併症をきっかけとして後遺症を残すこともありますし、最悪の場合お亡くなりになるお子さんもいらっしゃいます。このように水ぼうそうは決して軽い病気ではなく、無理矢理うつしてもらってまで免疫を付けるほどリスクのない病気ではありません。(小児科専門医)

水ぼうそうは感染力が強く、定期接種になる前は重症化や死亡の例が少なくなかったようです。予防接種により重症化や大流行を抑えることが出来るため、子どもにも大人にも接種が推奨されています。

水ぼうそうは、水痘帯状疱疹ウィルスというウィルスによって起こる感染症です。感染力が強く、空気・飛沫・接触感染によってあっという間に流行します。2014年に予防接種が定期化されたので、相談者さんが小さい頃は、予防接種を受けていない方が多いと思います。(看護師)
定期化されるまでは年間100万人程が感染、約4000人が入院、毎年20人程の死亡例がありました。万が一感染しても予防接種を受けることで重症化を防ぐ効果もあることから、3歳までの定期接種が受けられるようになりました。(看護師)
1歳未満の乳児や大人が感染すると、重症化しやすいといわれています。妊婦が水ぼうそうに感染すると、2%程度の割合で胎児・新生児に重い障害を残すといわれています。そのため大人になっても感染していない方には、予防接種を推奨しています。(看護師)
周囲にいるお子さんの中には、水ぼうそうに感染することで重篤になりうる病気をお持ちのお子さんもいるかもしれません。そのため本人の感染予防という意味合いもありますが、周囲のお子さんに対する配慮の意味合いもあります。(小児科専門医)

水ぼうそうには、後遺症や死亡につながるリスクもあります。水ぼうそうは感染力が強く、予防接種により重症化や大流行を防止出来るため、接種が推奨されています。


2017/06/23

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