ヘルパンギーナ

咳をすることでヘルパンギーナが悪化しますか?

ヘルパンギーナは感染症の一種で、小さい子どもの間でよく見られる疾患です。喘息の持病がある子どもが感染した場合、咳で症状が悪化することはあるのでしょうか。また、炎症止めの薬が処方された場合、喉の痛みを訴えていなくても飲ませるべきでしょうか。

ママからの相談:「ヘルパンギーナは、咳をすることで悪化することはありますか?」

6歳の子どもが風邪を引いたので、病院に連れて行きました。喘息の持病もあり、発作も出ていたので早めに診てもらったところ、喉の赤みもあるのでヘルパンギーナだろうと言われました。いつもの吸入薬と炎症止めをもらったのですが、特に喉の痛みを訴えていなかったので飲ませていいものか迷いました。喉が痛くなくても、薬を飲む必要がありますか。また、咳をすることによってヘルパンギーナが悪化することはありますか。(30代・女性)

症状が悪化するほどの影響は考えられません

咳が原因でヘルパンギーナの症状がひどくなることは、通常は考えられないそうです。しかし、ヘルパンギーナは飛沫感染しますから、咳で周囲の人に感染が広がる可能性はあります。

咳をすることで物理的な刺激が喉に継続して生じていることも考えられるため、喉の傷が治るまでに時間がかかるかもしれません。しかしながら、どの程度治癒が遅れるかに関しては咳の症状や喉の水疱形成の程度にもよるため、一概に言うことは出来ません。ヘルパンギーナの熱が持続するなどの影響は、考えにくいです。(小児科専門医)
咳をすることで症状が酷くなることはないでしょうが、ヘルパンギーナは飛沫・接触・糞口感染ですから、咳をすることで周りの人に感染させる可能性があります。ウィルスに感染した場合、症状が治まっても体内にウィルスが残っていることがあります。ヘルパンギーナは、回復しても2~4週間は便からウィルスが検出されることがあります。(看護師)

炎症止めは症状の緩和に有効

炎症止めの薬は、ヘルパンギーナの治療で必須の薬ではありません。しかし、処方薬を指示通り服用することが症状の軽減につながるようです。

ヘルパンギーナにおける喉の炎症止めの薬は、治療において必須の薬剤ではありません。ヘルパンギーナは、ある種のウィルスによって起こる病気でありウィルスに特異的に効果のある薬は存在しません。(小児科専門医)
基本的には、個人の持つ免疫力によって時間経過とともに治癒が見込める病気です。症状緩和のためには、炎症止めなども有効かもしれませんが必ずしも必要な薬ではありません。(小児科専門医)
喉の痛みを訴えていなくても、喉の赤みの症状が出ているのですから処方された薬は飲ませてください。薬を飲ませることで、症状が抑えられて軽症で済むことが期待できます。また、症状が良くなったからといって自己判断で薬を中断するのもよくありません。(看護師)
処方された薬は、医師の指示通り飲み切るようにしてください。ただし、服用して発疹や吐き気などの副作用が現れた場合は、すぐに服用を中止して病院に連絡してください。(看護師)

処方薬は医師の指示に従って服用することが基本ですが、副作用があった場合はすぐに中止して病院に連絡することが大切です。


2017/06/27

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