ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは夏以外でも感染しますか?

ヘルパンギーナは夏風邪の一種といわれ、主に夏に流行する感染症です。しかし、それ以外の季節でも感染することはあるのでしょうか。また、新生児や幼児の感染予防には、何に気を付けてあげればいいのでしょうか。0歳と4歳の子どものママからの相談に、専門家の意見を聞いてみましょう。

ママからの相談:「ヘルパンギーナは夏以外でも感染しますか?感染予防法は?」

0歳と4歳の子どもがいます。ヘルパンギーナは、夏に流行するイメージがありますが、夏以外にもかかることはありますか。上の子どもはよく保育園で風邪などをもらってくるのですが、もし4歳の上の子どもが感染した場合下の0歳の子どもはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。また、0歳と4歳では症状の違いや看病の仕方の違いはありますか。(20代・女性)

夏が流行のピークですが、他の季節に感染することも

ヘルパンギーナの流行は、一般的には10月頃に収束します。夏風邪の代表的な疾患の一つですが、感染力は強く夏以外でも感染する可能性はゼロではありません。

感染症の一般論として、流行時期以外にも流行する可能性はあります。ヘルパンギーナにおいても同様であり、通年は10月までを目処に感染は収束に向かいます。可能性は低いですが、夏以外にも感染する可能性はゼロかといわれると必ずしもそうとは言えません。しかし、ここ数年の動向を見るとやはり夏に流行することが多く、冬の発生率は稀のようです。(小児科専門医)
ヘルパンギーナは、夏風邪の代表的な疾患で夏に流行のピークを迎えますが、冬でも感染することがあります。感染力が強く、飛沫・接触・糞口が主な感染経路で、身近に感染者がいれば大人にも感染します。(看護師)

感染者との接触を避け、手洗いうがいを心がけて

飛沫・接触・糞口が主な感染経路のため、できるだけ感染者との接触を避け手洗いやうがいを心がけることが大切です。

ヘルパンギーナは、ウィルスが混入する唾液を介して感染が拡大します。そのため感染者がいる場合は、いかにウィルスの混入した唾液を摂取しないかが重要になります。(小児科専門医)
手洗い・うがいを徹底する、赤ちゃんの前では咳やくしゃみをせずできれば上の子にマスクをさせる、タオルや箸などを共有しないなどの対策が有効です。(小児科専門医)
上のお子さんが感染した場合、できるだけ下のお子さんとの接触は避けてください。排泄物を処理する時は、使い捨ての手袋を使用し1回1回ビニール袋に入れて口をしっかり閉じて捨ててください。上のお子さんにも、うがい・手洗いを習慣付けましょう。うがいが上手く出来なければ、ブクブクぺでも構いません。(看護師)
子どもが口にしやすいおもちゃ・複数の人が触れるドアノブ・スイッチ・リモコンなどは、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤で代用出来ます)で除菌してください。衣服に排泄物が付着した場合、水洗いしてから次亜塩素酸ナトリウムに浸け込むか、可能なら熱湯消毒してください。(看護師)
0歳でも4歳でも、症状や看病の違いはありません。風邪かなと思った時は、早めに病院を受診してください。(看護師)

ヘルパンギーナは主に夏に流行しますが、夏以外の季節に感染することもあります。家族に感染者が出た場合、子どもが触れるおもちゃや複数の人が触れるドアノブやスイッチなどは消毒し、タオルや食器は共用しないようにしましょう。


2017/06/27

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