ヘルパンギーナ

一度ヘルパンギーナになれば、免疫は出来るの?

ヘルパンギーナは、夏に流行する感染症の一つです。ヘルパンギーナの免疫や家族内感染に関する相談に、専門家はどのように答えているでしょうか。

5歳と0歳のママからの相談:「ヘルパンギーナの免疫と家族内感染について、教えてください」

へルパンギーナに感染した後、インフルエンザなどと同じく次の年にも感染することはありますか?5歳の上の子は感染したことがあるのですが、生後4カ月の子も保育園に預け始めたため兄弟揃って感染あるいは家族内感染しないかが心配です。一度感染してしまえば、免疫が出来るのでしょうか。(30代・女性)

繰り返し感染する可能性はある

ヘルパンギーナは複数のウィルスが原因となるため、繰り返し感染する可能性はあるようです。

ヘルパンギーナには、似たような症状(発熱・喉の痛み・喉の水ぶくれなど)を引き起こす原因ウィルスが数多く存在します。そのため、一度ヘルパンギーナと診断されても別の病原体が原因となって別のタイミングで再度ヘルパンギーナと診断されることはあります。病院を受診した段階では、どのウィルスが原因になっているかまでを判定することは出来ません。(小児科専門医)
どのウイルスに対して免疫が成立したかを確認することは、一般的には難しいです。そのため、上の子が再度ヘルパンギーナに感染したり赤ちゃんが保育所でヘルパンギーナに感染して家族感染が拡大することは十分考えられます。(小児科専門医)
ヘルパンギーナは、エンテロウィルス系のウィルスによる感染症です。エンテロウィルスには複数の種類があるため、1度感染して免疫が出来ても違う型のウィルスに感染すれば何度も繰り返します。夏に流行し感染力が強いため、集団生活や家庭内では感染が広がることがあります。特効薬が無いため、治療は症状に対する対症療法となります。(看護師)

うがい手洗いなどで予防対策を

ヘルパンギーナに感染しないためのポイントと、感染者が身近にいる場合の注意点についてご紹介します。

ヘルパンギーナには予防注射が無いため、日頃の感染予防が大切になります。外出後のうがい・手洗いを、お子さん達に習慣付けてください。感染者がいればなるべく接触を避け、お子さんが口にするおもちゃ・タオル・食器の共用はしないでください。排泄物はビニール袋に入れ、口をしっかり閉じて捨ててください。風邪かなと思う時は、早めに病院を受診しましょう。(看護師)

ヘルパンギーナは複数のウィルスが原因となるため、何度も繰り返し感染する可能性があります。予防するためには、手洗いとうがいを励行し、感染者がいる場合は、できるだけ接触を避けて排泄物などの処理に注意してください。


2017/06/28

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