水疱瘡(みずぼうそう)

大人がかかると怖い?子どもからの水ぼうそうの感染について

子どもが感染しやすい水ぼうそうは、実は大人にも感染する病気です。大人が感染した場合、重症化しやすいのでしょうか。また、感染を防ぐ手立てはないのでしょうか。

生後18カ月のお子さんのママからの相談:「水ぼうそうの大人への影響について」

1歳半になる子どもが、水ぼうそうの予防接種を受けました。来年保育園での集団生活が始まる予定なので、予防接種をしていても感染する可能性もあると思います。もし子どもが感染したら、家族にも感染する可能性があるのでしょうか。夫は水ぼうそうにかかったことがなく、予防接種も受けていないようです。水ぼうそうは感染力が強く大人になってから感染する水ぼうそうは怖いと聞きますが、どう怖いのでしょうか。感染しないことが一番ですので、感染を防ぐ方法が知りたいです。帰宅時のうがい手洗いだけで、感染は防げるのでしょうか。(30代・女性)

重症化しやすい大人の水ぼうそうについて

大人が水ぼうそうに感染した場合の症状は、子どもの場合と比べてどんな違いがあるのでしょうか。専門家に伺いました。

水ぼうそうは、感染力の強い感染症です。家庭内に感染者がいると他の家族に感染する可能性が高く、大人が感染すると子どもより重症化しやすいといわれています。(看護師)
水ぼうそうに感染すると、約2週間の潜伏期間を経て発熱・倦怠感・食欲低下などの初期症状が現われます。子どもに比べて大人は高熱が続くことがあり、この段階で脱水症状を起こすこともあります。初期症状のあと小さな発疹が現れて3~5日で全身に広がりますが、大人の場合は発疹が口の中にまで出来ることもあります。また、感染力が強いため潜伏期間から完治するまで会社には行けません。(看護師)
水ぼうそうは、年齢に関わらず感染することがあります。子どもの水ぼうそうは皮膚にプツプツが出来る程度で治まることも多いのですが、成人になって初めて感染した場合水ぼうそうの合併症である肺炎や脳炎が生じる可能性が高く、重症化しやすいです。(小児科専門医)
水ぼうそうは、ウィルスを持った人と同じ空間にいるだけで感染が成立します。手洗いやうがいだけでは、感染予防策として十分ではありません。(小児科専門医)

予防接種の有効性を見直してみましょう

子どもより強い症状が出たり、合併症を起こすこともある水ぼうそうは、大人が感染すると辛い症状が現れます。感染しないために、何か出来ることはないのでしょうか。

水ぼうそうの予防接種を2回受けていれば、ほぼ確実に抗体が作られ感染する可能性はかなり低くなります。また、万が一感染してもほぼ100%の確率で重症化を防げるといわれています。(看護師)

予防接種は大人にも有効なようですね。自分や家族のためにはもちろんですが、出勤停止になりかねない水ぼうそうの感染リスクを下げるためにも、予防接種を検討しましょう。


2017/06/22

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