妊娠検査薬の基礎

検査薬で1回目は陽性、2回目は陰性になりました

妊娠を望む女性にとって、陽性反応の出現は待ちに待った瞬間です。しかし、1回目に出た陽性反応が、2回目は陰性になることはあるのでしょうか。

妊娠検査薬に関する相談:「初回は薄い陽性反応があったのに、2回目は消えてしまいました」

2本入りの妊娠検査薬を購入し、使用しました。1回目は薄い陽性反応が出たのですが、その2日後にもう1本目の妊娠検査薬を使用したところ陽性反応は出ずその2週間後に生理らしき出血がありました。1回目の陽性反応は間違いだったのでしょうか。なぜ陽性反応が出たのでしょうか。(20代・女性)

化学流産の可能性が

2回目の検査で陽性反応が出ず、生理のような出血があったという相談者さん。最初の陽性反応は間違いだったのでしょうか。専門家に聞いてみましょう。

妊娠検査薬は、尿に含まれるhCGというホルモンに反応して陽性反応が出ます。相談内容から推測すると、妊娠は成立していたのではないかと思います。(看護師)
初回の検査で薄い陽性があったということなので、妊娠していた可能性はあったかもしれません。次の検査で陰性となったのは、着床した受精卵に異常があって流産してしまったものと考えられます。(看護師)
化学流産の可能性があります。これは、妊娠超初期に胎児側の染色体異常などで妊娠継続が出来ない場合に起きる現象です。通常の生理が来たように思えますが、実は化学流産だったという事例はあります。(看護師)

使用法の誤りや検査薬不具合の可能性も

せっかく妊娠しても、妊娠を継続出来ずに化学流産してしまう可能性があるとのことです。また検査薬の使用方法の間違いや、使用した製品の不具合などの理由で陽性反応が出ることもあるようです。

妊娠検査薬の製造・販売は色々な会社が行っており妊娠検査薬の精度も向上していますが、どんな妊娠検査薬でも100%の精度ではありません。まれに不具合が出ることもあると思います。(看護師)
例えば、決められた時間が経過した後の陽性反応は正しい結果ではありません。正しく判定するためには、検査までの判定時間や検査薬に付ける尿の量などをきちんと守って使用しなければなりません。(看護師)
妊娠検査薬の精度は、90%を超えています。最初の判定は、使用方法が正しくなかった可能性もあります。(看護師)

妊娠検査薬の精度はかなり向上しているものの、使用方法によっては正しい判定が出来ないこともあるようです。妊娠検査薬は、取扱方法をよく確認してから使用しましょう。


2017/06/29

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