陰部のトラブル

2017/07/03

定期的に陰部にニキビや角栓ができるのはなぜ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

定期的に陰部にニキビや角栓ができるのはなぜ?

デリケートゾーンの悩みは、なかなか相談しにくいものです。今回は、陰部にニキビや角栓が定期的にできることに悩む女性から相談がありました。専門家はどのように答えているでしょうか。

陰部のニキビに関する相談:「なかなか治らない陰部のニキビを潰してます。どう予防すればいいですか?」

顔ニキビができやすい体質なのですが、社会人になった頃からデリケートゾーンにも定期的にニキビのような物ができたり、角栓が詰まったりします。ヒダの部分にできることが多いのですが、時々膣の入り口部分にもできます。なかなか治らない場合は、お風呂の時に潰すと膿が出て翌日には腫れも引いて違和感もありません。いつも清潔を保っているつもりですが、定期的にできるこのニキビや角栓はどう予防したらよいのでしょうか?(30代・女性)

陰部にもニキビはできる

陰部にニキビができる原因や、ニキビに似た別の病気について説明いたします。

陰部も顔と同じように、吹き出物やニキビができます。陰部は不潔になりやすく蒸れやすい部分ですから、雑菌が繁殖しやすい状態になっています。ニキビ(医学的には毛嚢炎)は、毛穴の中に傷が付き皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌などの細菌感染によって起こります。軽症の場合は自然治癒することがほとんどですが、酷くなると炎症が強くなり膿が溜まって切開しなければなりません。(看護師)
デリケートゾーンのニキビは、下着の締め付けやストレス、カミソリ負け、生理用ナプキンの刺激などによって起こります。尖圭コンジローマは、ニキビのような発赤が陰部にできます。痛みや痒みの症状はありませんが、約3mmのイボができニキビと間違えることがあります。軟膏などで改善することもありますが、改善しない場合は尖圭コンジローマなどニキビ以外の病気も考慮して婦人科で相談して下さい。(看護師)

自分で潰してはダメ

悪化させる可能性があるので、自分で潰さないようにしましょう。

自身で潰しているようですが、雑菌が侵入しやすい状況を作ってしまい悪化させたり何度も繰り返すことになります。病院で切開してもらって下さい。(看護師)
ニキビの他に毛嚢炎など細菌感染を起こしている可能性もあるので、無理に潰すのは止めましょう。さらに炎症を起こし、治療が必要になることもあります。(看護師)

清潔を心がけ、食事など日常生活の見直しを

ニキビを作らないために、日常生活や食事で気を付けるポイントがあります。

陰部が蒸れないようにしてください。皮脂の分泌を抑えるために、脂肪分や甘いものを控えてビタミンCを多めに摂り、野菜中心の血液サラサラの食事を心がけて下さい。(看護師)
蒸れや刺激などでニキビができてしまうので、陰部を清潔に保ちましょう。通気性の良い下着を着用したり、陰部用の石鹸などで優しく洗うようにします。ただし、洗い過ぎは常在菌まで流してしまうので軽く洗う程度にして下さい。(看護師)

陰部にもニキビができるようです。自然治癒することがほとんどのようですが、膿が溜まって悪化すると病院で切開する必要があります。不意な合併症を防ぐためには、自分で潰さないようにしましょう。日常生活では、清潔と通気を意識して野菜中心の食生活を心がけてください。


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