水疱瘡(みずぼうそう)

2017/07/04

上の子が水ぼうそうに!妊娠中のママに感染したら影響は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

上の子が水ぼうそうに!妊娠中のママに感染したら影響は?

3歳の子どもが水ぼうそうに感染し、看病しているという妊婦さんからの相談です。小さい頃に受けた予防接種の免疫がまだあるのか、もし感染してしまったら胎児に影響があるのか不安に思っています。

3歳児のママからの相談:「妊娠中に水ぼうそうに感染した場合、胎児に影響はあるのでしょうか」

3歳になる娘が水ぼうそうにかかりました。自宅で静養しています。私は第2子を妊娠中で、5カ月になります。私自身は、小さい頃に水ぼうそうの予防接種は受けました。しかし、免疫が未だにあるのかは不明です。もしも子どもの水ぼうそうが感染してしまった場合、胎児に影響があるのでしょうか。周りに子どもの看病を頼める人もいません。どうしようも無いのですが、もしも胎児に重篤な影響が出てしまったらと思うと不安でたまりません。教えて下さい。(30代・女性)

予防接種歴があれば、リスクは低いと考えられます

妊婦さんが初めて水ぼうそうになった場合のリスクは高いようですが、予防接種を受けたことがあれば過度に心配する必要はないようです。

妊娠の週数にもよるのですが、妊婦さんが初めて水ぼうそうにかかった場合には特に流産や早産、出産後の皮疹や脳炎などのリスクが高まることが知られています。ただ相談者さんは、小さい頃に予防接種を受けていらっしゃるとのことですので初感染の場合に比べればある程度リスクは低いと考えられます。(小児科専門医)
水ぼうそうに対しての予防接種による免疫力の獲得は、非常に効果的であり1回の接種でも90%以上の方が免疫力を獲得するといわれています。いつ打ったかにもよりますが、現在においても予防効果があるとは思います。(小児科専門医)

抗体の検査も視野に医師と相談を

予防接種で獲得した免疫がどの程度残っているかについては個人差があるため、医師と相談して抗体検査を受けたほうがいいでしょう。

免疫がどの程度残っているかを確認することも含めて、一度かかりつけの先生に相談されることをお勧めします。(小児科専門医)
接種回数によっても異なりますが、水痘の予防接種の効果は、一般的に1回接種でその効果は10年程度といわれています。これには個人差があるため、妊娠の計画がある場合は抗体検査を受けることが推奨されています。水痘ワクチンは生ワクチンのため、妊娠中には接種出来ません。水痘は、発疹が出る直前から発疹が全て瘡蓋になるまで(発症から10日前後まで)感染力が強いといわれています。抗体検査で抗体がない状態で妊娠した場合は、徹底した感染予防が必要です。(看護師)

妊娠中に初めて水ぼうそうにかかった場合は、胎児への影響が心配されます。しかし過去に予防接種を受けている場合は、過度に心配し過ぎる必要はないようです。免疫が残っているか抗体検査も含め、一度担当の医師に相談してみましょう。


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